« 五月のバラ:東京駒込旧古河庭園と新宿御苑 | Main | HIS?が展開するおもてなしの「クオリタ」 »

May 20, 2010

銀座百貨店生き残り作戦の成否その3:松屋

noboru_kisaragi

銀座松屋の紳士服売場と、8階の「銀座の男市」というスーツフェアをやっている催事場に行って来ました、昨日のテレビに出ていた人はいませんでしたが、彼が300着分仕入れたというミラノ郊外のメーカーの生地を使った4万7250円のスーツは、元々売れ行きが良かったそうですがほぼ完売でした。

ただいくつかの制約事項があるようで、まず昨日の番組でも言っていましたが、職人さんの数が減っており後継者もいないということ、次に生地を出来るだけ安く入手するために、メーカーで余っていた端材を中心に仕入れたので、同じものを必要なサイズ分作れないそうです、安いには理由があるということ。

人気ランキングはどうなっているんだろう?

職人さんをネットワークで集める必要性を聞いたら、その通りであると答えてくれました、価格は1万円?ほど上がるが、今後平場展開するということで期待したいです、こういう地道な積み重ねが大事です、ただ松屋の紳士服売場そのものは低迷感が否めません、増築なる三越伊勢丹他との戦いは厳しいです。

《昨日の文章の再掲載》
今テレ東ガイアの夜明けでイタリアミラノ近郊の生地メーカーで、末端価格30万円のスーツ生地を購入、大阪の裁断業者とスーツ仕立て職人にお願いして、何と4万7500円のスーツを提供するという話しをしていた、銀座松屋百貨店紳士服売場の生き残り作戦だが、最後の儲け度外視が間違っている。

これでは長く続かない、ユーザーは今後常に4万7500円で提供されることを期待してしまう、何で5万5千円で提供しないのだ、これでも十分に安い!そして300着分でなく10倍の3千着の生地の購入を約束すればさらに安く出来る、それを知って最初の価格を抑えたというのであればなるほどと思う。

|

« 五月のバラ:東京駒込旧古河庭園と新宿御苑 | Main | HIS?が展開するおもてなしの「クオリタ」 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 銀座百貨店生き残り作戦の成否その3:松屋:

« 五月のバラ:東京駒込旧古河庭園と新宿御苑 | Main | HIS?が展開するおもてなしの「クオリタ」 »