アジアの人々と共にこれからの世界を創ろう!
今日は昼間に東京新宿の紀伊國屋ホールで、神田昌典さんの講演「最悪の時こそ、最も輝かしい希望が生まれる!」を聴いてきました、先週の土日までポスターに好評発売中の貼り紙がしてありましたが、会場は満席で先日の寺島実郎さんの講演とは異なり、10代、20代の若者と女性の姿も目立ち、聴衆の平均年齢が一世代弱若くなっているなと感じました。
神田さんのメッセージは極めてシンプルです、「アジアの人々と共にこれからの世界を創ろう!」です、19世紀のヨーロッパ、20世紀のアメリカに続く、21世紀のリーダーは我々アジアである、日本は正しくアジアの一員であり、その先陣を切って20世紀に大躍進を遂げた、そのアジアに位置することの幸せをかみしめ、次代(時代)を創造しようということです。
日本は城さんによると、今若い女のコたちの心境がさらに進化^^して、一昔前の「良い男(=金を稼げる?)なんかドコにもいないワ」から、男を相手にしない「恋愛はめんどくさい」が5割くらいと、惨憺たる状況になって来ているらしい、これでは少子高齢化問題など解決の糸口すら掴めず、国単体としては衰退の道を歩んでいるのは間違いありません。
城さんは移民とかおっしゃっているが、グローバルジャングルの中を情報が飛び交う世の中にあっては、最早日本という国を単位として考えてはいけないように思います、21世紀にアジアという地域が飛躍するのなら、日本は...イヤ我々日本人は"智慧と経験"と言う、無形の凄い財産を持った集合体として、これから成長するアジア各国の人と共に歩む存在となるべきです。
産業革命以降工業化社会まで、労働力としてカウントされるのは25歳からせいぜい55歳までであって、60歳以降は爺捨て山に送られる運命にありました、しかし堺屋太一さん曰くの「知価社会」にあっては、60歳以降...特にその中でも若い65歳まで、イヤお元気であれば70歳、80歳であっても、"智慧と経験"という貴重な労働力を、アジアの現役世代に授けられるのです。
神田さんは概ね70年毎に節目が来ると言って、約140年前の明治維新と約70年前の敗戦を上げられ、その70年間を18年毎に区切った、冬・創造~春・成長~夏・繁栄~秋・破壊である、現在は秋・破壊の最終段階にあり、新たなる創造を目指している段階だ、過去2回と異なるのは、明治維新のヨーロッパ、敗戦のアメリカという、坂の上の雲たるお手本がいないことだ。
今回は自らがアジアへの手本になる必要があり、同じ創造ということであっても、前2回がモノマネで済んでいたのに、今回は自ら今までの"智慧と経験"に基づき、アジア諸国に向け新たなる世界を示さねばならない、非常に厳しいがこれを我々が完遂しない限り、繁栄するアジアに取り残され、本当の衰退の道を歩まねばならヌ、今がその分水嶺であることは疑いのない事実である。
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