京都南座歌舞伎當る寅歳吉例顔見世興行2009
今回の関西行きの二番目の目玉は京都南座の顔見世の夜の部です、そのハイライトは四つある演目の三番目...上演時間2時間の「助六曲輪初花桜」です、助六というと團十郎の十八番で、昨年1月に歌舞伎座で福助の揚巻で上演され、團十郎の息子海老蔵と菊之助の組み合わせでも上演されています、今回の仁左衛門と玉三郎の組み合わせは、ボクが11年前に歌舞伎座で観た仁左衛門襲名披露以来ということになります。
★京都南座歌舞伎當る寅歳吉例顔見世興行2009(06:42)
★あと6ヶ月で消える歌舞伎座最後の櫓と中秋の名月(10:58)
仁左衛門の中が緋色で外が黒そして鉢巻が紫という出で立ちに、女形の玉三郎が赤の地に金色、菊之助が紫の地に金色で対抗します、最後の方で玉三郎が白地に着替えて出て来て、仁左衛門の外が紫に替わります、歌舞伎はこういう衣装の色の組み合わせが艶やかで、ボクらの目を楽しませてくれます。
さて写真のまねきを見ると左上が菊五郎で右下が仁左衛門です、今回の8人のトップ役者の中で、この二人が一番目と二番目ということでしょう、三番目が中左上の玉三郎なのか、右上の藤十郎なのかはボクにはわかりませんが、一緒に出演している長男の我当、次男の秀太郎よりも、仁左衛門の名跡を継いだ三男の方が扱いは上なんですね。
京都南座の座席数は千人強...二千人弱の東京歌舞伎座の半分よりやや大きいくらいの中劇場です、映像で比較出来ますが三階席でも舞台がとても近く、上から見下ろす花道での演技がとても迫力があります、特に助六は仁左衛門の登場が花道からですから尚更です、11年前に歌舞伎座の三階席から観ましたが、舞台が遠い上に花道の演技が見辛かった記憶があります。
最後に写真の弁当は2千2百円です、料亭の弁当ですから美味しいですし、特に高いとは思いませんが、大阪法善寺横町夫婦善哉ビルのすし半で戴いた、千円の横丁弁当はやっぱり安いですね、百貨店で老舗の弁当が千円くらいで手に入りますので、南座だと京都駅の伊勢丹は遠いですが、四条河原町の高島屋で買って入るが正解なのかもしれません。
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