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October 13, 2009

百貨店と高級ブランドは復活するのだろうか?

「バブル崩壊時より厳しい」 百貨店3社、大幅な減益とのこと、完璧にマインドが変わってしまいましたね、百貨店の収益源だった高級ブランドが売れないということになっているようです、百貨店は銀座中央通り二丁目ブランドスクエアの一角を占める松屋銀座店のルイ・ヴィトンとか、高級ブランドに母屋の正面を奪われた新宿三越アルコットのように、何も考えずにただただ高級ブランドであれば何でもヨイと並び立てていたんですナ。

そのツケが出てリーマンショック後の実体経済悪化の荒波をもろに受けてしまった格好です、ジャンニ・ベルサーチは天才デザイナーと謳われた創業者を失った後、金融バブルでその命脈を何とか保っていましたが、化けの皮が剥がれたようで日本市場を撤退します、よほど良いデザイナーに恵まれない限りベルサーチの復活は難しいと思います、では他の高級ブランドはどうなのでしょうか?ボクは消えることはないと思っていますが...

人気ランキングはどうなっているんだろう?

高級ブランドについていえば、日本の80年代のバブル経済、アメリカの90年代のクリントンの夢の8年間と、それの余韻を引き摺った世界好況に乗って、売上利益とも大いに拡大して来たという事実があります、現在はその反動で下がり過ぎですが、いずれある程度戻って来ると思います、但しリーマンショック前までに回復するかとなると大いに疑問です。

そして高級ブランドというヨイものを見たおかげで、消費者の目がメチャメチャ肥えました、その目が今何を選んでいるかというと、H&Mとかフォーエバー21に代表される欧米のファストファッションと、日本発の格安ですがお出掛け着にも耐えるようになったユニクロなどのSPAです、その中で日本で母国より高く売っていたGAPは価格に合わないと敬遠されているようです。

高級ブランドは何をすべきかは明らかです、今後の売上予測を正しく行い、その規模に合わせた経営に転換すべきで、現在その流れに沿って一部?のトコもありますが、店舗のスクラップアンドビルドが行われているように思います、東京でいうならラグジュアリーブランドは銀座1~4丁目以外の不採算店を、ファッションブランドは表参道以外の不採算店を閉めるべきでしょう、ブルックスブラザースが集中した丸の内三菱村には少し期待が持てても、六本木ヒルズけやき通りの店がいくつ残るのでしょうか...

難しいのは百貨店です、バブル崩壊以降売上利益とも下がる中一応外面だけは保って来ましたが、リーマンショック後の景気後退の荒波をもろに被ってしまいました、リーマン前に戻ることはありませんし、高級ブランドに軒先だけを貸して来たトコはヤバイです、自主ブランドを育ててきたとされる伊勢丹、阪急もかなり厳しいと噂されますが、今の不況期を耐え抜けば前に戻ることはありませんが、競合他社の市場を奪うことで形は付けられるでしょう。

哀れなのはその競合他社で、大丸、髙島屋といった大御所も対応を誤ると危険です、前々から言われてきたことですが、そごうに見られたいわゆる場貸しの不動産事業が、バブルで見かけ上うまく行ったことが未だに尾を引いていると感じています、百貨店本来の姿は巨大なセレクトショップです、ボクは正直言えば成長を目指さず、適正な規模に落とし込む縮小均衡政策をすべきと思っています、もっと企業を筋肉質にすべきなのです。

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