民主党は鳩山元論文の全文訳を米紙に公開せよ!
次期総理の民主党・鳩山代表が日本のVOICE誌に書いた論文の抄訳が、米ニューヨークタイムスに掲載されアメリカ批判だと話題を呼んでいるらしい、それも反グローバリズムの部分を抜き出した稚拙なものとか...この抄訳は鳩山事務所が訳して寄稿したという読売の情報もあるが、民主党はVOICE誌元論文のきちんとした全文訳を米紙に公開せよ!載せたいという月刊誌は多いと思うし、万が一なければ広告というか掲載料を払ってでもヨイ。
《追記》
> 鳩山論文の全文←Thanks.
下記は鳩山論文から気になった表現を抜粋したものです、この文面から感じるのはアメリカとアメリカ人への配慮がなさ過ぎるということだ、アメリカ人の視点から考えると相当にアブナイ論文だと思う、そしてドコの部分を抄訳したのか知らないが、全文訳を紹介した方が反グローバリズムへの誤解は少なくなると思う。
●鳩山論文の抜粋
冷戦後の日本は、アメリカ発のグローバリズムという名の市場原理主義に翻弄されつづけた。・・・(中略)・・・今回の世界経済危機は、冷戦終焉後アメリカが推し進めてきた市場原理主義、金融資本主義の破綻によってもたらされたものである。米国のこうした市場原理主義や金融資本主義は、グローバルエコノミーとかグローバリゼーションとかグローバリズムとか呼ばれた。
ただ全分訳ではヨーロッパ>アメリカという視点も浮かび上がって来るので、アメリカ人は気分が悪くなるでしょうね、まあいずれにしても寺島某の入れ知恵という巷の噂もあるが、出しちまったんもんは下手に変えられない、だから全部さらけ出してオバマさんとの会談で直接説明するしかないね、そのときには卑屈にならずに堂々とすることが大事だよね。
まあこの辺り、小沢さんと田中角娘の親爺のタマを獲られた、アメリカへの恐怖感も内在する、何とも凄まじい怨念が入っているワケで、タダじゃ収まらんというトコがある、日本の国益よりソッチが大事で、彼らが弱ったらぶっ叩きたいと思っているのよ、それでも仲良くした方が日本にとってお得であってもネ、本当に困ったもんじゃ、まだまだ牙を剥くには時期尚早もいいトコなのだが...
鳩山さんの批判の鉾先が、今回の世界経済危機を起こしたブッシュさんに代表されるアメリカの一部の人たちであるならば、オバマさんも同様の反省をしているのでまったく問題はない、ただこのような稚拙な文章では、批判の対象を一部ではなくアメリカ全体と捉えてしまう、アメリカ人の方が圧倒的に多いだろう、そう単純にアメリカ批判と受け取ってしまうのだ。
市場原理主義を"悪"とするのには全く異論がありません、ただグローバリズム=市場原理主義="悪"と書いてしまうと、多くのアメリカ人はグローバリズムそのものには批判的ではないので、誤解を生んでしまうことは間違いない、グローバリズムの"負の側面"=市場原理主義="悪"と、"負の側面"という言葉を補わないといけなかったのです。
《追記》
> アメリカへの隷属度合←議論が明後日のヨウナ気がするがまっイイヤ、加藤陽子さんの著書"それでも、日本人は「戦争」を選んだ"を読むとわかるけど、日本は過去にも日英同盟破棄への動きをみせて、結局はそれが失敗に終わり不毛の戦争に雪崩れ込んでいるのです。
鳩山さんのブレーンとされる寺島某などに歴史をヨウ勉強しろと言いたいネ、アメリカの犬も駄目だけどアメリカ拒否症候群もアカンということです、鳩山さんは外交評論家の岡本行夫さんの、「鳩山さん、よく考えてください」をよくよく拝聴しろと言いたい。
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Comments
鳩山論文の全文は下記のURLにあります。
http://voiceplus-php.jp/archive/detail.jsp?id=197
私には特に問題ないものに思えます。(さっと読んで、ブッシュ政治の批判にとれる箇所は多く見受けられるように感じますが)
マルセルさんの意見は?
Posted by: YYT | September 01, 2009 12:51 PM
今回の件って「踏み絵」になるよね。
あわてて右往左往するようなら、鳩山さんも民主党もその程度となるし・・・、下手したら逆の意味の自虐史感の暴露になるわけで。
踏み絵は政治家だけでなく、アメリカと関係の深い経済人や官僚も、誰がアメリカの犬か尻尾の振り方、あわて方でバレるよね。
そうそうαブロガーと呼ばれている人たちのアメリカへの隷属度合もわかる。
Posted by: YYT | September 02, 2009 12:44 AM