岡本太郎>>ピカソwithoutゲルニカ
先日本屋でチラと見たある新書...だったと思うがに、岡本太郎さんは1937年のパリ万博でパブロ・ピカソさんのゲルニカを観て、この人を超えると決意され、それが33年後の大阪万博太陽の塔に結実したと書いてあります、渋谷の京王井の頭線の駅を出て、JRとか地下鉄に乗り換える道すがらのガレリア右手にある、岡本さんの「明日の神話」という壁画を観ると、唯一ゲルニカを除いて、彼がピカソさんを既に超えた存在であると認識出来ます。
何故ならゲルニカ以外のピカソさんの絵はテクニックに走り、ゲルニカのような故郷の悲劇を憂う心の叫びがないからです、その新書にゲルニカは至高の芸術と書いてありました、ピカソさん後期の絵のルーツはアフリカの黒人たちの絵だそうです、芸術という意味がその黒人たちの心の叫びを継承したものであるならば正しく、彼らのテクニックを単になぞったものであるならば誤りです。
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Comments
マドリのソフィア王妃芸術センターに防弾ガラスなしで展示されている本物は、絵の具使いといい光沢といい、凄い。圧倒されます。
東京オアゾの一階にある複製画には、本物の迫力は微塵もないけれど・・・、たまに見に行くのもよいものです。
Posted by: YYT | August 24, 2009 01:10 PM