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August 02, 2009

書評:内藤正典著「イスラムの怒り」

内藤正典さんという一橋大学教授の社会学者が書かれた「イスラムの怒り」という本を読んだ、わかり易い例を引いてイスラムのことを説明されている、例えば少し前江頭何とかという東国原宮崎県知事と同じ、ビートたけし系の日本のお笑い芸人が、トルコで公衆の面前で全裸になり、彼のパフォーマンスをそれまで笑いながら観ていた観衆に、殺されそうになったという事件があった。

居合わせた警官が仲に入って彼の命は救われたが、もし殺されでもしたら日本人のイスラム感情を、悪い方に変えたかもしれないと書いてあった、ボクは彼は殺されても当然のことをしたと思うが、たった一人の無知な輩の無謀な行動に、世論が一瞬にして変わるなら恐ろしいですね、衆院選立候補の動きを見せた東国原さんを信用し切れないのは、根っこに彼の行動があります。

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国家・宗教・民族といいますが、その土地に根ざしたものを尊重する必要があります、また移民を受け入れるなら彼らの持つ風習を受け入れる必要があります、ボクが移民政策に反対し出稼ぎにせよ!と言っているのは、日本人もヨーロッパ人と同じく、日本の文化・風習に無理に同化させようとしているからです、問題を起こしていない外国人を排斥しようというのもどうかと思うが...

まあいずれにしてもアジア北東部以外に広がる、長男ユダヤ教、次男キリスト教そして三男イスラム教という3つの宗教は、元々が旧約聖書を原典とする一神教であり、その兄弟喧嘩は十字軍の時代から肉親の相克を呈し、産業革命で西欧のキリスト教が一応優位に立っていますが、イスラムの反撥も凄まじく、多神教の我々の方がイスラムに恐怖感を抱くことが少ないです。

今ナシーム・ニコラス・タレブさんの「ブラック・スワン」を日本語訳で読んでいますが、彼は自身をレヴァント人と言いますが、ルノー日産のゴーンさんと同じくレバノンの出身で、ゴーンさんは知りませんが彼はキリスト教徒(ギリシャ正教)です、千年レバノンの地で仲良く暮らしていた上記三兄弟が、内戦で一瞬の内に敵味方に別れ、彼は故郷を去り今アメリカのボストンで暮らしています。

今アメリカはミドルネームにフセインとイスラムの名前が入るオバマ大統領が出て、アメリカとイスラム世界の関係修復に努めていますが、アメリカはナチスドイツによるユダヤ迫害の影響で、第二次世界大戦後にユダヤ人の勢力が特に強くなっており、下手な動きをするとこちら側からも暗殺の危機が訪れるとも言われています、どこかでヨイ折り合いがつかないモノなのでしょうか?

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