発想は秀逸だがヤラず?ボッタクリのシネコンライヴ
昨日テレ東WBSで3000円のお笑いライヴを、全国のシネコンに配信してスクリーンで観せると言っていた、とても面白い発想だと思ったが料金が問題だ、タッタの1割引の2700円もするのだ、ボクの感覚では半額の1500円...どんなに高くても4割引の1800円が妥当な線だ、じゃないと行く気がしない、何か東京一極集中で娯楽が少ない地方を馬鹿にしているんじゃないの?
そしてライヴは当然夜の人が集まる時間帯を狙って興行されるハズだ、平日のその時間帯はシネコンにも人が入るであろう、シネコンの問題点は平日の午前と昼下りに人がおらず閑散となることだ、ライヴといっても試合結果が気になるスポーツは別だが、敢えて同時興行に拘らずに、翌日の午前或いは昼下りにヤルということも可能だ、時間差攻撃も有効のような気がする。
同時ライヴに拘るなら、シネコンで映像はともかく音を収録してライヴ会場に流し、演者に聴かせるという双方向性も大事だろう、さてアップルのiTunesとかアマゾンのキンドルなど、新たなテクノロジーを基盤とした、佐々木俊尚さん曰くの「コンテナ」が台頭して来た、佐々木さんの話しだと、ボクが本来最も利益を享受すべきと思っている、上流の「コンテンツ」よりも「コンテナ」の方が遙かに儲かるそうだ、一人勝ちの無競争状態になるからだろう。
「コンテツ」の所有者たるアーティスト、芸人といった方々は、例えば音楽の場合を例にとるとレコードから進化^^したCDで儲けていたが、その儲けを「コンテナ」のアップルのiTunesに奪われてしまった、で今彼らが何をしているかというと、以前はCDの広告媒体という位置付けであったライヴを収入源にし始めている。
このことはローリングストーンズとかマドンナなどのライヴチケットの正規価格が、以前の2倍から数倍に高騰していることからも理解出来る、結局彼らはステイーブ・ジョブスに悪い言葉で言えば騙されてしまったのである、今回のシネコンでのデジタル遠隔ライヴもその一環であることは間違いない、さて今後どういう方向に歩むのであろうか...興味が尽きない。
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