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July 07, 2009

最近現代文の方が古文より難しいって思う

最近現代文の方が古文より難しいって思う、今日気鋭の社会学者と言われる、宮台真司さんの新書「日本の難点」を読み始めて改めてそう思った、一例を言えば「普遍主義の不可能性と不可避性」と言われて直ぐにわかる人がどのくらいいるのだろうか?宮台さんには悪いが小難しい訳語を並べ立てたダケの、学者特有の悪文と言うのは言い過ぎだろうか?まあサークル内ではこういう言葉を使った方が理解が早いのでしょうが...

向島百花園の蛍・ホタル(05:16)

それより「源氏物語」を書いた紫式部の年上のライバルと言われる清少納言が、約千年前に書いた「枕草子」の第一段・夏篇...「夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。雨など降るも、をかし。」の方が遙かにわかり易いとボクは思う、以下に第一段の全文を掲げたが、言葉で難しいのは「いとつきづきし=似つかわしい」くらいではなかろうか...

人気ランキングはどうなっているんだろう?

清少納言~枕草子第一段全文
春は曙。やうやう白くなりゆく、山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。夕日のさして、山の端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねたるが、いとちひさく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など、いとあはれなり。
冬はつとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。

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Comments

谷崎潤一郎の「文章読本」によると、漢字をむやみに使ってはいけない、新語(明治時代に必要に迫られて作られた熟語)より使いなれた古語を使うべし、と書かれています。

谷崎さんの視点からは、まさに悪文と言っていいのだと思います。

さて、
英語にも日本語の熟語の乱用に近い例があります。ラテン語を起源にする言葉の使い過ぎです。

今読んでいる「The Black Swan」は宮崎さんほどではないが、ラテン語起源の言葉がかなり頻繁に使われています。

英語は古英語(getやgiveなどの基本動詞を含む)に、西洋の漢字熟語であるラテン語が接ぎ木された言葉です。特に、インテリジェントな言葉はほぼラテン語にとってかわられたはず。

Posted by: YYT | July 08, 2009 01:02 AM

>学者特有の悪文- そうだ、そうだ。もう一つそうだ!学者ばかりじゃなく、中途半端な理解しかしていない人に限ってこけおどしに聞いたこともない言葉を間違って使用している例が多すぎる。自分が使う言葉はちゃんと理解してから正しく使って欲しいよ。

Posted by: さなえ | July 08, 2009 06:09 PM

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