三越伊勢丹+髙島屋阪急対JR東日本
先月末に荻窪のウナギの寝床のようなルミネはなかなかヨイ、伊勢丹と提携している新宿のサブナードより上だと書きましたが、左の荻窪駅の広告で荻窪のルミネが、今年の3月に大改装していることがわかりました、JR東日本の小売り部門の進化はげに恐ろしいばかりです、で世界同時不況で富裕層が打撃を受けたため、ココに頼っていた三越伊勢丹の屋台骨である、伊勢丹新宿本店の売上利益に翳が差していると聞きます。
★荻窪のウナギの寝床のようなルミネとタウンセブン(07:41)
はるやまのスーツを導入するなど低価格路線を打ち出した大丸は、銀座の松坂屋では婦人衣料の強化ではなく、地下2階売場に無印良品を誘致するなど、売上確保を第一目標に掲げたように見えます、イトーヨーカ堂とのM&A効果を生かせない、西武とそごうのミレニアムリテイリングとともに、両社が百貨店ではなくなり、週刊ダイヤモンドが言っていた百貨店最終戦争ではなく、特に首都圏において三越伊勢丹+髙島屋阪急対JR東日本、という対決の図式になって来たのではないでしょうか?
百貨店各社はもう成長という神話を捨てるべきではないかと思います、今のままでは「縮小均衡」が相応しいのではないでしょうか?この縮小均衡...存外悪い話しではありません、現状をみると中流の上という百貨店にとってのボリューム層が消えています、且つ頼みの昔日アパレルの雄と言われたレナウンの凋落が著しい...これではいくらバイヤーが頑張っても限度があります。
銀座について言うと三越銀座店の増床リニューアルが終わると、元々売上がたったの160億円しかない松坂屋銀座店は風前の灯でしょう、地域一番店を謳う松屋銀座本店も一坪当たりの売上高では三越銀座店には敵いません、デパ地下と言われる地下の食品売場でははっきりと劣ります、松坂屋は百貨店撤退&専門店ビルへの転換、松屋も新宿京王百貨店のように別のちゃんとしたターゲットを持たないと厳しいと思います。
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