行く川の流れは絶えずしてしかも元の水に非ず
ゴールデンウィークの最中に放送された、テレ東月火夜10時からの日経ビジネス番組、村上龍さんのカンブリア宮殿と役所広司さんのガイアの夜明けは、申し合わせたように流通業だった、それも食品ではなく衣料品だ、その後の経済ニュース番組WBSでも、若者の衣料品の買い方に言及していたのだからビックリである、まあ明日の木村佳乃さんの新番組・ルビコンの決断は、黒川温泉再生の物語であるが...
●キーワードは定番と売り切れ御免、セールは厳禁@09.02
★ファストファッション...売り切れ御免・H&M銀座店(10:56)
※列は博品館前からではなく昭和通りから始まっています。
●三井のアウトレットパーク幕張に行って来ました@08年10月
★本館1階(06:05)、本館2階(05:29)、別館(04:17)
●三井多摩南大沢の記事、動画:パーク2階(08:39)
●三井埼玉入間の記事、動画:2階外周(09:52)
さてボクはかねがねアウトレットにモノを流すなと言っている、アウトレットにモノを流せば人はアウトレットでしかモノを買わなくなるからだ、H&Mとかザラのように絶対に売れる量しかモノを作らず、商品を素早く回転させて行くファストファッションが正しい、ボクが買っているのも最近はアウトレットが多い、御用達は多摩南大沢の三井のアウトレットだ、ココは京王線の南大沢駅から歩いて直ぐのトコにある、東京都内に住む者にとって一番近い。
新宿からの御殿場アウトレット往復バスは、番組によると2800円でいつも満杯のようである、1万円の買物では元が取れない?ので数万円は買うのであろう、富士山麓の行楽地・御殿場というロケーションもヨイ、今度バスに乗り込んで女のコたちの生態分析でもしてみようかと思うw、しかし自分も帰りに買物袋をブラ提げている様子が想像つくから恐い。
行く川の流れは絶えずしてしかも元の水に非ず...鴨長明の方丈記の冒頭と記憶するが、丸井の人が最近23歳以下の消費性向が、それより上の世代と明らかに違い、ワンランク上の商品を求めなくなったと言っていた、この傾向は柳の下のどじょう...原宿のH&Mの隣りに新しく出来た、1万円あれば上下全部揃うという触れ込みの、フォーエバー21にまたしても2000人並んだことで明らかだ、23歳以下と言えばWBSのコメンテーターが言っていたように、物心付く頃にはバブルが崩壊していた世代である。
ボクはリニューアルオープンした丸井の新宿店を見て、丸井も自分たちの顧客の年齢が上がっているのに併せて、有楽町店での実験結果を踏まえ、店を以前よりハイセンスに仕上げているのかと思ったら、服飾よりも雑貨を増やし結果としてハイセンスに見えたということのようだ、新宿駅東口に近い紀伊国屋書店隣りの、丸井カレンという正に23歳以下を狙った店舗の最上階に、ヴィレッジヴァンガードを入れたのも頷ける。
それに対して武蔵小金井で見たイトーヨーカ堂、上野松坂屋など伊勢丹以外の百貨店はまったくダラシがない、ヨーカ堂の1階正面はドラッグストア...それも化粧品だ、上野松坂屋も入口近くに化粧品がドカンと置いてある、最近の草食系男は化粧をするらしいが、基本男は入るなと言っているに等しい、何故丸井のように1階に婦人雑貨を置かないのだろうか?東京駅の大丸のように1階をスイーツで埋め尽くすのも、我々男の目からも賛成だw。
さてボクがアウトレットにモノを流す理由として頷けたのは高級靴屋さんだけである、彼らが仕入れた革のうち正規品に使えるのはその1/10くらいらしい、残りの9/10の革には血管の跡だとか傷が付いており、その革でアウトレット向けの商品を作ると言っていた、正規品の9倍もアウトレット品を作るのかとも思うが、撥ねた革の多くを別の靴屋さんに流すにしても、自分たちでもその革を利用するのであろう。
女性下着のピーチジョンはひとつでもサイズ切れが発生すると、その商品をアウトレットに回すそうだ、カタログ販売があるからと言っていたと思う、でも今はネットで告知すれば済むのではないか...品切れサイズが出ることで早目の購入決断も促せるハズだ、ネットの会員制激安アウトレット倶楽部というのもあるようだ、しかしネットで売ろうが売るまいがユーザーは一緒だ、百貨店から戻って来たモノを正価の2~3割で業者に転売するのなら、自身の路面店を都内に数ヶ所造って、そこで2割引セールとすれば直ぐに売れるように思う、正規品の販売の邪魔にもならない。
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