知の超人というより外交の達人@岡本行夫と佐藤優
知の超人対談 岡本行夫・佐藤優の「世界を斬る」という本を読んだ、ボクは佐藤さんの本を読みたいと思っているが、彼は残念ながら本をたくさん出し過ぎており、言っていることがどうしても重なってしまい、何が何だかさっぱりわからなくなると考え買っていませんでした、今回買った本は岡本さんとの対談集ということで買ってみました。
この本はなかなかに興味深く、先日読んだ東郷和彦さんの新書もそうですが、外交というものの奥深さの一部を垣間見たように思います、ただタイトルの知の超人というイメージはなく、外交の達人というイメージですが...そして外交官というのはとても厳しい職業で、世間からはいろいろ批判を受けるのですが、あっしのような並みの人間ではとてもじゃないが務まらんナと感じました。
そのひとつは岡本さんのような上級職よりも、佐藤さんのような専門職の方が色濃いように思うのですが、インテリジェンスと言えば聞こえがヨイが、その実態はほとんどスパイのような役割ではないでしょうか?この本にも書いてあったかと思いますが、佐藤さん曰く外交官とは国のために命を張る職業です、まあボクは国の命運よりも自分のイヤ自分の家族の命という輩ですが...
知人に高校時代に外交官に憧れ、外交官を輩出している大学を受けた人間がいます、彼は夢破れ第二志望の大学に行くことになりました、卒業後佐藤さんのように専門職で入るか、海外に出るということなら商社に行くという手もあったとは思うのですが、いずれの道も選ぶことなく国内で活躍?しています、まあボクも一緒ですが大学時代に何もしなかった?ということが大きく、結局はその器じゃなかったのだろうと思います。
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