新宿丸井のヴィレッジヴァンガードと女子向けユニクロ
ヴィレッジヴァンガード...ブルーノート、スィートベイジルと並び称されるニューヨークの著名ジャズ倶楽部の名前なんですが、ココ日本では名古屋発祥の元々は本屋さんだった雑貨店...というかトレジャーアイランドですね、似たような感じの店にドンキホーテがありますが、ドンキのような泥臭さが売りのディスカウントストアのイメージはありません、ある意味洗練されていて頭の中を掻き回してくれるとても面白い店です、昨年5月期決算で売上277億円に対して、経常利益30億円という超優良企業でもあります。
特にヴィレッジヴァンガードに行こうとしていたわけではありません、新宿のマルイカレンという旧ヤング館がリニューアルオープンし、女子向けのユニクロが出来たということで行ってみたらあったちゅうわけです、しかし男子も行きたい店が何故ココの8階にあるのだろう?というのも他の階には親爺族には無縁の娘世代のモノばかり並んでいるのです、そしてこの店には重大な欠陥が...
ココの賃料がいくらか知りませんが、上層階に格安賃料で有力テナントを誘致するのは、良くあるとても有効な手段です、上層階の店がお客様を上に引き上げ、エスカレーターでぶらり下って貰うことで、店内全体にお客様を散らばすのです、いわゆるシャワー効果と呼ばれるモノです。
でもこの店のエスカレーターは何故かすべて上りで下りがありません、2~7階部分は互い違いになっており設置可能と思えるのです、もちろんエスカレーターの下りがなくても構わないのですが、それではヴィレッジヴァンガードの8階誘致が、顧客導線上まったく無意味ということになります、お客様はエレベーターで往復するだけで、店内には散らばりません。
東京のヴィレッジヴァンガードの店は下北沢、吉祥寺そして自由が丘と、あっしの徘徊している街にあるのですが、何故か初めて入ったのは越谷レイクタウンのイオンモールでした、新宿のルミネにもあるようですがあそこも女子の巣窟で、気の弱い草食系^^親爺はなかなか足が延ばせません、もう少し出店場所を考えていただきたいモノです。
ココ新宿マルイカレンなら靴売場がある地下2階とかが希望です、ここにヴィレッジヴァンガードがあれば、買物嫌いの彼氏を地下2階で遊ばせ、自分は上の階で思う存分買物に専念出来ます、買う物が決まったトコでメールでお財布^^を呼び出せばヨイのです、男子...特に近頃貴重品とも言われる頼れる肉食系は、女子の買物に付き合うのが嫌いな野郎ばかりであります。
本屋^^ヴィレッジヴァンガードには新刊書ベストセラーの類はありません、いろんな出版社からあるコンセプトに基づいて本を集めて来ている...そんな感じです、料理本でSHIORIさんの彼ごはんの出番と思うのですが、何故か置いてありませんでした、そんな中あるキャラの人形が目に止まりました、ムーミンのスナフキンで中に手指が入るようになっており片手で操れます、でもあっしはこの3つの関係...キャラと名前が一致しませんw。
定番のピンクパンサーに加えキティちゃんとケロロ軍曹のぬいぐるみ...というか振動する抱き枕がありました、そして結構高価なポテトチップなどおやつまで置いてあるのです、ポテトチップですから値段は知れていますがスーパーの数倍はします、まあデパ地下のバームクーヘンはコンビニの数倍ですがデパ地下で買う人も多いです、庶民がココ雑貨屋ヴィレッジヴァンガードでもささやかな贅沢を楽しみたい、といったことに応えているのでしょう。
さて新宿丸井の旧ヤング館にはここ10年以上入ったことがなく久しぶりでした、中には親爺族には無縁の娘世代のモノばかり並んでいると申し上げましたが、とてもデザインとか色合いが煌びやかで、こういうモノでないとH&MとかZARAといった、外資の格安勢力には勝てないのだなと思った次第です、となると新戦略女子向けユニクロが気になりますw、そのユニクロは2階?の半分という小さなスペースで展開していました。
同じ2階の逆側にはイメージカラーをオレンジから白に替えた新しいタリーズが出ています、世界同時進行かそれとも伊藤園の日本独自戦略なのか?毛色が少し変わったスターバックスが伊勢丹地下2階のイセタンガールに出ており、この辺りの動向も気になります、ただ世界同時不況の影響が色濃く、俗にエクスペリアンス(経験)系と言われる、このプチラグジュアリーのセルフサービス珈琲業界が上向きという話しもありません。
ユニクロに戻ります、彼らは世界同時不況の追い風^^を受け只今業績絶好調ですが、その売上の7割はメンズでレディスは3割しかないという超イビツな構造です、フツー衣料品ではレディスの売上はメンズの倍?とされていますから、単純に考えるとユニクロの場合レディスがメンズの1/4しか売れていないちゅう計算になります、丸井のショップを見てその理由がわかりました。
冬でも暖かいインナーで今冬は女性のウケが良かったそうですが、ユニクロはあくまでお母ちゃんが亭主の普段着を買う店であって、インナーはともかく自分のアウター...特にお出かけ用のお洒落着は買わんちゅうことです、まあそれを打破しようと清水の舞台から飛び降りて、新宿ヤングギャルの巣窟?旧丸井ヤング館に乗り込んだという構図でしょうか?
確かにキャミだブラトップだと、ショッキングピンクとかパープルなどの色鮮やかなモノが置いてはいました、でもやっぱりベーシックの壁を破っていないのです、ボクはレディスを扱うならベーシックだけでは駄目だと思っています、小さなスペースの実験店なんですから、まああゆの豹柄など古い話しは申しませんが、もう少しラディカルなモノを置いた方がいいんじゃないかと思いました。
売れ残る危険性がある?だからH&MとかZARAに代表される、売り切れ御免のファストファッションだと思うのです、もうセールとかアウトレットに流すということは止めるべきです、形落ちのコーチを買った人は次も形落ちで新形を買うとは思えません、賢い消費者は特にベーシックな商品では安くなるまで待ってしまいます、ニューヨークに吹き荒れたクリスマスセールの冒頭での投売りを見てそのように思いました。
さて新宿で現在一番大きいユニクロの店は、新宿三丁目の米兵の並び伊勢丹本館の側面の向いですが、3月末に西口の小田急百貨店の並び、思い出横丁近くのカメラのさくらや跡に出店するそうです、ユニクロというか柳井翁の個人商店ファーストリテイリングは、あっしのような貧乏で小遣いの少ない親爺には、欠かせない会社だなと日々感じている次第でございます。
●男は成長を止めた^^@新宿駅地下街広告定点観測
★資生堂グラナス~諏訪内晶子・鈴木京香・マイコ(02:33)
※新宿地下街の旧バージョンのポスターを撮った映像で、左から諏訪内晶子、鈴木京香そしてマイコと逆に配置されています。
最後に地下街に出ていたオバサン向け?化粧品...資生堂グラナスについて一言、鈴木京香さんは既に四十路で諏訪内晶子さんは37歳、そっかアラフォー...特に元気な39歳以上のバブル世代女子を狙ったものかと思ったのですが、もう一人のマイコさんを調べて行くと、本人には失礼ですが彼女は何とまだ24歳、ムムっポスターでは化粧で歳を一回り上にしていたのか...まあ古い言葉ですがお肌の曲がり角と言われる、アラウンド25歳もターゲットにちゅうことでしょうか?さすが資生堂と感じ入りました。
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