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February 03, 2009

永井荷風の墨東綺譚から街の盛衰と雇用を考える

永井荷風の墨東綺譚から街の盛衰と雇用を考える...下記2枚は映画のワンシーンで、1枚目は右から"ぬけられます"と書いてある、昭和12年を想定した玉の井の絵です、で次の2枚目は正直ドキってしますよね、監督の新藤兼人さんは97歳でご健在ですが、奥様でもある置屋の女将を演じた乙羽信子さんは、この映画の2年後の今から15年前に69歳で、荷風のお母さんを演じた杉村春子さんは、その3年後に91歳で亡くなられています。

永井荷風の墨東綺譚(ぼくとうきだん)映画(08:15)
東向島駅~いろは通り(10:08)その路地裏1(09:36)
いろは通り路地裏2(03:08)路地裏~鐘ヶ淵駅(10:57)
馳星周の不夜城:夜8時過ぎの新宿歌舞伎町散策
馳星周の不夜城:夜8時過ぎの新宿歌舞伎町散策(10:57)

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人気ランキングはどうなっているんだろう?

最近後輩が40代半ばで逝ってしまったのですが、17年という時間が経つと元気だった人も多くが消えているんですね、男は70歳を過ぎて女房に看取られて亡くなるのが一番幸せだと思うのです、新藤さんは82歳で乙羽さんを亡くされて何が脳裡に去来したのだろう、奥様の写真のような後姿かもしれません。

Bokutou_kitan_0902_a00

さて昔いろんな意味で賑やかだった街も四半世紀経つと変わります、この映画にみられる遊郭玉の井のような、淫靡な場所に抵抗がある人も多いと思います、ボクはこういう場所が嫌いではなく、何もわからない人たちがただただ拒絶反応を示して潰すのには反対です、いずれにせよ今の寂れた玉の井のようなトコを復活するにはどうしたらヨイのだろう?

少子高齢化で地方ほどではないにせよ、東京も老いていますからなかなか難しいのですが、キーワードは"子育て世代が安心して住める場所"でしょう、ハイ残して欲しい歌舞伎町とは異なり、ここに再び遊郭を造る必要性は感じません、別の後輩曰く"自分の家の近所では子供を2、3人持つ世帯が主流"だそうです。

そのベースになる働く意欲がある人をワーキングプアにしないことです、世帯年収400万円が実現出来れば、男は再びハンターとなり獲物^^を狙うのではないでしょうか?そして東京の本当の中心部以外には、高層のタワーマンションは無用の長物です、今の世界同時不況はそれを考え直せと迫っていると思います。

何故今百貨店が流行らないのか?それはもちろん今の流れについていけていないという面を否定しませんが、端的に言うと中流の中より上という、彼らの顧客層がゴッソリ消えてしまったからです、日本の政治と企業に突きつけられた課題は、いかにこういう人たちを再び生み出すかです、もう右肩上がりの時代ではないので困難だと放棄したいでしょう。

でもそういうわけには参りません、それは日本に死ねということに等しいのです、3年経ったら正社員という制度を作ったら、それを適用しなければいけなかった今年に入って、企業は続々と世界同時不況を理由にして彼らのクビを切りました、ある意味ほっとしたでしょう、もし1年後にこの不況が襲ったら大変だった...ト。

ボクは思います、3年経ったら正社員という制度は止めて、前にも書きましたが非正規社員を簡単にクビに出来る代わりに、彼らが次の就職先を見付ける時間を与えることです、コレは単純におカネで解決できる問題なのです、正社員の待遇を下げろと言う人もいます、正しい意見です、でも非正規社員の解雇時の処遇を改善することが優先します。

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