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February 01, 2009

宮内さんが4分弱しか喋らなかったダボス会議

YOUTUBEでダボス会議2009の"世界経済をリブートせよ!"という1時間強のセッションをみました、26分過ぎから宮内さんが日本が10年間に及ぶ不況に陥ったのは、消費者が将来への信頼を失ってしまったためで、それは今のアメリカでも同じである、今後はアメリカ一極ではなくその役割の一部をアジアの国々が担うだろう、そして新しい投資が必要だ、日本は今ハイブリッドカーに代表される環境技術に投資していると言っていました、おっしゃる通りですね、ただ彼の発言はこの4分弱だけでした。

世界経済をリブートせよ!:WEFサイトYOUTUBE(1:07:20)

Miyauchi_at_davos_0901_a00

人気ランキングはどうなっているんだろう?

発言は質問が集中したスティングリッツさんと、声が大きい^^一番左の人であったのは残念です、尚スティングリッツさんはブッシュ政権が救ったAIGは巨大なゴミ箱だと言っていました、彼らの持っている保険システムをどうやって維持するのかが大事で、基本は全株式を減資し国有化、CDSなどを扱っていた部門を切り離して、再立ち上げしかないんでしょうね。

このことはビッグスリーも一緒です、重要なのは身の丈にあった数の工場と必要な研究開発部門を残すことで、退職者への年金給付などのレガシーコストと、現在の労賃はトヨタ並に下げる必要があるのでしょう、いずれにしても今回のダボス会議を聴いてわかったのは、クリントンさんが言っていた、適切なレバレッジ、リスク分析そして規制の必要性です、まあ「適切」という言葉はいかにも日本的であいまいな表現ではありますが...

そして宮内さんが言っていた消費者の"将来への信頼"の回復です、「コレを失わせたのは当の宮内さんで、このことは万死に値する。」と言っている人が多いのは大いなる皮肉ではありますが...基本はどこまでも落ちて行くことのない労働市場の整備ではないでしょうか?働く意欲がある人にその人の価値に見合った職を提供出来る"場"が必要なのです、日本の一番の問題はそういう労働市場が未だに整備されていないこと...そう思います。

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