« 武蔵小金井駅北口歩道橋上からの風景 | Main | 近い将来間違いなく日本は人手不足になる »

January 18, 2009

叡智を集結せよ!ジャック・アタリの21世紀の歴史

今日のテレ朝サンプロは竹中vs金子というボクシングをやっていました、でも聴いていると言っていることそう違わないんじゃないの?って感じでした、金子さんが珍しく^^竹中さんのことを褒めてましたからネw、金子さんってポジショントークやってそうに見えるのですが...そんなことはさておき、竹中さんが法人税を下げないと企業は海外に逃げて行くと言っていました。

ボクは日本と言う国はこれから労働人口が減って行くので、ある程度そのことを容認してもいいんじゃないかと思っているんです、例えば自動車業界なら完成車の輸出が大きく減ってもヨイ、まあさすがに完成車と重要部品の輸入超過はマズイと思っていますが...そうすると円高は決して恐くありません、むしろ日本という国の購買力が上がってヨイということになります。

人気ランキングはどうなっているんだろう?

もしかすると日本という国は輸出依存症なのかもしれません、だから過去さかんに円安を奨励して来ました、でもそのおかげで物価は高止まりし、ウサギ小屋に住まざるを得ないなど、およそ先進国の暮らしとは程遠かった、バブル崩壊後の失われた15年の間に進んだグローバル化で所得の二極化が進みました、でもこの間貧乏人も何とか暮らして行けた...それはユニクロに代表されますが、中国などから大量の安価なモノが入ったからです。

聞く所によると今重要な製品だとか部品の工場が日本に戻って来ているらしい、コレを維持&強化することが一番大事だと思います、日本はキーとなる重要な技術を門外不出として持てばヨイのです、キーワードは"叡智を集結せよ!"です、このことは2年ちょっと前の2006年11月にフランスで出版され、日本語訳が去年の8月末に出た、ジャック・アタリさんが書いた『21世紀の歴史』という、とても示唆に富んだ本を読んで思うことです。

前にも書きましたが日本は財政赤字が凄まじいので、借金の返済を一番強いセクターである大手大企業に頼らざるを得ません、国内の法人税を下げたくても下げられないのです、ただひとつだけ税制を変更してもらいたいトコがあります、今企業が海外での儲けを日本に還流しようとしても、財務省に法人税の差額分を要求されるので止めているらしい、例えば税率が25%のヨーロッパだと差額の15%を払うとか...こういうのは撤廃すべきです。

ボクは今回の世界同時不況で思うのは、クリントン政権下でルービンさんが主導した、高金利で世界中からカネを集める、強いドル政策はとても上手く行った、だから彼を責めるのは間違いだと思っています、問題はアメリカ全体がその成功体験に酔い過ぎて、ブッシュ政権下で住宅価格バブルを容認してしまい、強いドル政策に続くモノを官民とも打てなかったことでしょう。

今アメリカはオバマさんを頭に選んで次世代を切り開こうとしています、日本も自らがエリートなりと自覚している人は、不遜にならず俺がこの国を引っ張って行くという気概を持って、何をすればヨイのかを明確にして、今の難局に取り組んでいただきたいものです、何か今ホンワカと商社が学生の人気ナンバーワンらしいです、視野が広いのか狭いのかヨウわかりませんナ。

今回の世界同時不況がアタリさんが言って、サルコジさんがこの言葉をなぞっているように思える、アメリカ帝国の終焉かどうかはわかりません、でも米ソ冷戦の時代も含めて80年代に一瞬日本の時代が訪れた?以外は、20世紀初頭にT型フォードでアメリカが世界を席捲して以来、約100年強彼らが世界のスーパーパワーだったことは疑いありません。

まあ過去の歴史は数百年単位でコレが入れ替わることを示唆しており、それが今なのかと問われればまだ早いという気はしています、いずれにしても18~20世紀は産業革命を経て、アメリカを含むヨーロッパを中心とした西欧...つまりキリスト教の国家連合体が世界を支配していたと言ってヨイでしょう、ただそれは世界をヨーロッパとその周辺地域に限定しての話しです。

それ以前はヨーロッパとその周辺地域を支配していたのはイスラムでした、十字軍は我らが誇り、太陽王ルイ14世だ、ハプスブルグ家の神聖ローマ帝国だ、バチカンだと西欧の人が言おうと、1453年にビザンチン・東ローマ帝国を滅ぼし、イベリア半島を抑えたイスラムです、彼らの方が経済も文化も遙かに上でした、欧米諸国が何があろうと中東に打ち込んだ楔...イスラエルを守ろうとしているのかわかろうというものです。

考えてみれば我々の住むアジアという地域は、モンゴル人が他の民族を擁してヨーロッパとその周辺地域に踏み込んだ以外、彼らとシルクロードなどを使って交易をしようと、彼らとの大規模な戦闘はなく独自に歴史を刻みました、その中心は長い間中国で、それが大きく変わったのは、蒸気船を擁した欧米諸国が踏み込んで来た日本の幕末...グローバル化第一幕からです。

中国の清王朝はイギリスに攻められアヘン戦争で疲弊し、明治維新を契機に富国強兵を進めた日本に日清戦争で負け台湾を割譲、清王朝はその後名実とも滅び、日本はその隙を狙って清のラストエンペラー溥儀を使って満州国を打ち建てることが出来ました、その後図に乗ってさらに西の中国本土に攻め入り、日本と違って国を強く出来なかった韓国を併合したということです。

この後半辺り佐藤優さんが外務省の尊敬する上司だったいう、東郷和彦さんの『歴史と外交』という新書で改めて認識した次第です、戦中から戦後の歴史を日本の国益という立場から、ほぼ正確に且つ偏見なくまとめている本だと思います、お奨めです!ということで話しが明後日明々後日に飛んでおりますが、まずはここらでお開きでゴザイマスw。

|

« 武蔵小金井駅北口歩道橋上からの風景 | Main | 近い将来間違いなく日本は人手不足になる »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 叡智を集結せよ!ジャック・アタリの21世紀の歴史:

« 武蔵小金井駅北口歩道橋上からの風景 | Main | 近い将来間違いなく日本は人手不足になる »