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January 29, 2009

ダボス会議が始まったが世界経済の復活は遠い?

毎年真冬のスイス山中で行われるダボス会議、世界経済会議・World Economic Forumが竹中さん出席のパネルディスカッションから始まりました、近年は経済会議というよりも世界の政局^^を象徴する場となった感があり、今年もロシアのプーチン首相中国の温家宝首相が、初日に登壇して演説をしたようです。

YOUTUBEのダボス会議のサイト(World Economic Forum)
世界経済の復活は遠い?ダボス会議初日セッション(58:31)

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でも興味は経済の専門家同士の討論にあります、ということで本来の開催趣旨である世界経済会議に戻って来たと言えるのかもしれません、ただ議論はサブライム問題が発覚した一昨年夏から1年半が経つと言うのに、未だに竹中さんに資産の査定を厳格にせよ!と言わせるようでは、世界経済復活への道は遠いという感じがします。

世界経済もこういう構造にするんだという、主導的な議論が出て来ないと駄目ですね、僅かにトルコの人が世界全体が一体となって行動を!と言ったのが目立ちました、彼によると彼ら新興国が頼りとするIMFは、世界同時不況で資金の枯渇が危惧される有様のようです、アメリカのオバマ政権に過度な期待をしてはいけません、オバマ政権にはこういう経済構造にしろと言う提言が求められているのです。

アメリカの強欲資本主義が終わったと言うのは簡単ですが、早くこういうストラクチャ・経済構造で世界をドライブするというビジョンが出ない限り、その場の応急処置...いわゆるパッチワークに明け暮れているようでは、日本が過ちを犯したように世界経済の復活までOne Decade・10年を以上要してしまいます、先ずは金融というものがそれ自体で儲けるものではなく、実体経済を円滑に動かす血液であるということを認識することから始まります。

ボクは竹中さんが言及したビッグスリーはもちろん、シティバンクなど米国の大手金融機関を潰してもヨイと思っています、守るべきは個々の企業ではなく、自動車産業であり金融のシステムなのです、具体的にはチャプターイレブンを適用する際、部品会社などの連鎖倒産が起こらないように、ビッグスリーへの債権を全額である必要はありませんが、政府がある程度補償することです、このことを前提に速やかな対処が望まれます。

まあ日本経済は15年もかかって非正規社員を犠牲に、ようやく立ち直りの気配を見せていたワケですが、日本が輸出立国である時代はもう直ぐ終わります、国内で完成品を製造する人たちがいなくなるからです、日本が輸出するのはブラックボックスで守られたブレイン・頭、技術と重要部品です、キーワードは"ブラックボックス化"です、そのためには円高で日本の国力を誇示し、これらの"商品"を高く売り続けることが求められています。

そして国内では教育・介護・医療を充実させることです、先ずは給与を上げてロスジェネを活用し、お年寄りに安心を若者には生活の糧となるカネをであります、彼らが裕福になれば子供を産む余裕が出て来て、少子高齢化のスピードが緩みます、このことは日本にとって何よりの朗報です、次に外国の方の出稼ぎを奨励するのです、出稼ぎは日本人の懐が豊かでないと成り立ちません、一人当たりGDPの維持・向上は必達項目です。

竹中さんがデフレの危惧を訴えていましたが、良いデフレと悪いデフレを明確に区別する必要があります、我々貧乏人が収入がまったく上がらないこの15年間、何とか息をしていられたのは悪い部分も含めて、ユニクロによる安い中国製衣料の輸入など、物価安というデフレに守られて来たという事情があるのです。

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