ホンダの撤退が暗示するF1グランプリの落日
ホンダF1撤退 チーム売却もしくは解散とのこと、ホンダが創始者・本田宗一郎の檄の元、F1グランプリに参戦したのは1964年のことです、この年はくしくも東京でオリンピック開催の年に当たり、それに合わせ東海道新幹線、そして自動車産業のメルクマールとなる東名高速が開通し、正に日本にもモータリゼーションの波が到来した時期でもあったようです。
《追記@2008.12.07 AM10:14》
う~ン何でだと理由がわからなかったのですが、ホンダF1撤退、「全車統一エンジン」対立も一因とのこと、原因は金融危機ではなくコレだね、自社のエンジンを使えなければ参戦の意味全くないもんね、正にF1グランプリの落日...今のFIA会長はド素人としか思えない、明らかに人災ですな、モズリー会長が取り下げればホンダは戻るように思う、ただ他にもいろいろありそうですが...
以来44年が経ちました、F1は欧州への自動車販売の広告塔であり、欧州市場でトヨタがホンダに遅れを取っていたのは、このことが原因と言われております、超遅ればせながらトヨタがF1に参戦したのは6年前のことでした、しかしこのとき既に京都議定書が採択されており、大切なのは地球に優しいクルマ...ということがコンセプトとして提示され始めていたと記憶しています。
F1カー自体もそのエンジンからシャーシ、タイヤに至るまで、そのレギュレーションが様変わりしています、最近の事情を知りませんが、日本ではレストラン評価の方が名高いミシュランタイヤは、既にF1へのタイヤ供給を止めていると聞いております。
ジョージ・ソロス曰くの超バブル崩壊ではありませんが、アメリカ経済が激変していますが、ビッグスリーの凋落とともに自動車産業も急速に変化するのでありましょう、その象徴がホンダの撤退が暗示するF1グランプリの落日ということなのかもしれません。
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