新装なった松坂屋とH&Mに行って来ました
昨日松坂屋が新装なったというので行って来ました、ここの目玉は1階四丁目交差点寄りのバームクーヘンのねんりん屋です、合併相手の大丸東京店で長い行列が出来ていることで有名です、ボクが知っている範囲では池袋の東武百貨店にもショップがありますが、大丸東京店ほどは混んでいなかったです。
★閉店後の松坂屋銀座店をウィンドウショッピング(01:24)
でチラとH&Mをみたら行列がだいぶ短くなっており、松坂屋をひとしきり観た後寄ったら5、6分で入れました、H&Mを出たのは8時過ぎですが、そのときは9時閉店の店に並ばずに入れました、店内は混んでいるせいもありますがかなり手狭です、まあ至近にあるZARAとほぼ同じ大きさですから、原宿店が出来たらこのサイズでも文句はないのかもしれんませんが...
店内を見渡すと店員さんはレジに貼り付いておりフロアに出ていません、客への応対が少々おざなりになっている印象です、原宿店採用予定者を投入しているのだろうか?サイズ表を渡してくれたのですが、男物は身長174~180cmの1センチ刻みです、日本人の平均身長は確か172cmくらいのハズ、蟻ぃ~オイオイ欧米のサイズ表を直訳するなという感じございます。
地下1階がメンズですが、男の場合服は何系統も持たず基本ひとつのワードロープでまとめますので、ボクのようなテーストの違う人間にはZARAと同じで買うものは基本ありません、価格帯はスーツが28000円、ジャケット16000円、パンツ5000円 ~ 8000円、ジャンパー10000円、ハーフコート16000円、シャツ3000円 ~ 4000円くらいだったかな、予想より1~2割高目かな、でも安いと言えるでしょう。
1~3階のレディスは結構カワユイ服がおいてある印象で、女性は男と違って複数系統を使いこなしますので、ベーシックとかトラッド系とか言われるユニクロのライバルになるのかもしれません、でも基本は同じテーストの百貨店に入っているブランドが喰われることになるような気がします。
その百貨店は数は多くてもカネがなくて購入してくれない、ロスジェネと言われる団塊ジュニア世代と、息子娘の行く末が心配でカネを持っていても使えない使わない団塊世代の開拓を諦め、あっしらのようなその中間世代と、その息子娘で人口減少で景気が悪くなっても就職の心配が少ないゆとり世代に舵を切って来ているようです。
誰かが人口が多い団塊ジュニアが消費旺盛の40代になったら、日本は消費天国になると大ボラを吹いたらしいですが、そんなことはないとようやくわかって来たようです、ただ我々の息子娘の世代以下は数自体が少ないですから、百貨店の縮小傾向に歯止めがかかるワケではありません。
衣服についてもユニクロとGAPのベーシック&アメトラと、H&MとZARAのヨーロピアンファッションの、安心価格に勝てるかとなると相当に厳しいモノがあるのは当然でしょう、普段着る服ちょっとお友達と出掛ける服なら、値の張る百貨店では買わず、上記の4つのショップを中心に買う傾向が強まる気もします、かといって安く販売したのでは儲けは取れませんので痛し痒しでしょう。
松坂屋は地下2階に無印良品のショップを入れこれがひとつの目玉になっています、でも6万平米を超える大きな売場面積を持つ巨艦店舗ならともかく、売場面積がタッタの2万5千平米しかないのですから如何なものかと思います、ボクはココ銀座六丁目の松坂屋にも、四丁目交差点の三越にもあまり行きません。
その理由はこの2店舗の紳士服売場にボクのワードロープである、ポロラルフローレンを頂点とするアメリカントラディショナル(以下トラッド)が入っていないからです、両店に共通するのは売場面積が2万5千平米と限られていることです、必然的に展開するラインを絞り込まざるを得ません、紳士服のトラッドがその対象になるのは已むを得ないと思っています。
でも無印良品を誘致する余裕があるのなら話しは別です、正直な話し子供服か家具インテリアの売場を地下2階に移して、紳士の売場を拡げてトラッドの売場を入れて欲しかったです、百貨店で2万5千平米というのは中途半端で、4万平米くらいないと成り立たない業種になったのかもしれません。
まあ三越が増床で4万平米になるようですが、松屋も3万平米ありませんので、銀座の百貨店はどれも中途半端と言えます、消費者の立場で言えば松屋も伊勢丹が主宰するADOグループの一員ですから、三越伊勢丹入りして銀座に6万8千平米の巨艦店が出来ないものかと思います。
松屋という老舗意識が邪魔して難しいでしょうが、H&M、ZARAさらにはJR東日本の専門店ビル群の隆盛を見る限り、松屋単独での生き残りは極めて困難です、その場合新しく出来る1万5千平米の三越別館は、伊勢丹が新宿で展開して成功したメンズ館にすればヨイのです。
銀座松坂屋にも小さな別館がありますが使い方がとても下手です、5階にある紳士服売場をそっくり移行したらどうですか?ボクは伊勢丹メンズ館の成功要因は、紳士モノを集めて別棟にしたからだと思っています、男子はシャイですから女性の化粧品とか下着売場などがあると、店舗にとても入り辛いのです。
さて同じ松坂屋でも上野にある3万5千平米の店の方が、デパ地下も遙かに品揃えがヨイです、新装した新宿の伊勢丹とか高島屋のように高級な什器をふんだんに使っているわけではありませんが、デパ地下に求められるモノはほとんどあります、ボクは新宿の伊勢丹より上だと思っています、まあ松坂屋銀座店は地域三番店で誰にも見向きされないのかもしれませんが...
最後に新宿伊勢丹のデパ地下で使っている什器について一言...全面ガラス張りでケーキなどを入れている、枠を使わない最新鋭の什器があるのですが、枠を使わないことで大きく湾曲させているガラス部分が、中にあるケーキなどを光学的に歪ませていて、あまり美味しそうに見えないのです、新宿伊勢丹唯一の破綻^^鴨ネ...何とかならないものでしょうか?
《追記》
住宅展示場に行って来ました、政府からいろいろ妨害を受けて厳しかったようですが、値崩れの激しいマンション市場と違い、一戸建ての建設需要は存外健在のようです、カネがないと言われる団塊ジュニアも、カネを持っている親の団塊世代に支えられ、言われているほどは冷え込んでいないらしい、団塊世代も今後継続的な経済支援は難しくても、せめて家だけは建てさせて上げたいという気持ちからのようです。
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Comments
トラックバックありがとうございます。
百貨店も厳しい時代ですね、
ですが、
どこの業界も同じで、
私の住宅業界はさらに厳しく、
「ひゅー」と、
北風が吹き荒れている感じです。
Posted by: もりもり | September 28, 2008 07:06 AM