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August 26, 2008

見付からない超資本主義への処方箋

Robert_b_reich_20080321_03 ロバート・B・ライシュさんが書いた東洋経済経済書第2位の「暴走する資本主義(Supercapitalism)」を読了しました、最後の章・超資本主義への処方箋に入るまでは勢いがとても良かったのですが、この章に入ると法人税を撤廃せよ!とか、企業経営者を非難する政治家とか活動家に用心せよと書いてあるなど、突然暴走^^してしまうのです、途中の章に書いてある所得税の累進性を高めよについては、日本の国土を踏ませないwと言った、大金持ちの外国への逃亡を防げるなら賛成ですが...サテ。

前記事:東洋経済第2位暴走する資本主義・Supercapitalism
暴走する資本主義~ロバート・B・ライシュ講演(1:17:05)

ライシュさんを持ってしても超資本主義への処方箋が描けないということで、この問題のとんでもない難しさを感じるワケです、トーマス・フリードマンさんの「フラット化する世界(World is Flat)」でも、突然イスラムは敵だという文章が飛び込んできてビックリしましたが、経済政策が上手く行ったローバート・ルービンさんの後日談...「回顧録(In an Uncertain World)」以外は、これは素晴らしいと思った本が皆最終章近くで落胆させます、まあそれだけ現代社会の病巣が深いということでありますが...(嘆息)

人気ランキングはどうなっているんだろう?

そういえばボクがなるほどこういう構造になっているのかと教えられた、「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」を書いた水野和夫さんも、最近アメリカ経済が大揺れに揺れているのに、大石さんのブログを読むと「日本は外需に依存せよ」と書いたらしく、いかにバラマキに頼らずに内需を喚起するのか...というクルマの両輪の一方を完全にお忘れのようで、大ぴっらにバラマキ論を展開する次期首相本命?の麻生太郎さんと、池田さんのブログでその理論的支柱と書かれたリチャード・クーさんとともに国賊^^であること明々白々であります。

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最近、「リチャード・クー」氏という前世紀の亡霊がうろうろしている。しかも、政策決定を行う与党幹部の間をうろうろしている。 これは、容認できない事態だ。 そして、下記のような書評を発見した。これはいかがなものか。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/br... [Read More]

Tracked on August 28, 2008 05:28 PM

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