ゾンビのように生き残る年功序列終身雇用制度

我々が一回り上の団塊世代から、今日を持って年功序列終身雇用制度を廃止すると宣告されたのは何年前だろうか...ところがその制度が無垢＾＾の新人が欲しいとのたまう大手企業を中心に、ゾンビのように生き残っているようだ、我々の給与は年功序列の恩恵もなく、まったく上がっていないにも関わらずだ。

これから米国主導で世界経済はリセッションに突っ込むと言うが、日本の場合新卒が極端に減って行くので、ゆとり教育と大学全入で馬鹿になっていようがいまいが、彼らの就職事情が就職氷河期世代より悪くなることはない、これから社会に出るボクらの息子娘たちは万々歳である（苦笑）。

人気ランキングはどうなっているんだろう？

でもボクらに年功序列終身雇用制度廃止を通告したした、団塊世代の息子娘たちはそうではない、ゾンビのように生き残った同制度のために、その多くは今後ともまともな職には就けない、これを城繁幸さんは昭和の価値観と呼んでいるが、さすがの彼らもそこまで不況が長引くとは思っていなかったようだ。

正に壊れたブーメランであるが、この価値観...ご専門は金融工学の野口悠紀雄さんによると、1940年に始まった戦時経済体制が、GHQによる占領の荒波を、大蔵省と通産省の役人の素晴らしい英語力で見事に潜り抜けたものらしい、それ以前の日本は財閥が支配する直接金融中心の見事な資本主義だったとか...

いずれにしても我々は、これから年功序列の恩恵を受け、給料が急上昇するハズだったが見事に裏切られ、入社当時から能力給だったら貰えるはずだったカネも貰っていない、まあそんなことよりゾンビを切り捨て、30歳を過ぎた団塊ジュニアの人たちを、非正規で構わないのでまともな職と評価を持って雇うべきだ。

介護の現場に人がいない、外国人を導入せよとのたまう人が多い、まともな給与を払うように仕組みを変えれば、なりたいと思っている団塊ジュニアたちは多い、外国人導入を否定しないがまずは彼らが喜んで働く体制造りをせよ、ぶっちゃけて言えばまともなカネ払えだ、で外国人なら安い給与で叩き買いできると思っていたら大間違いだ、いずれ反撥を喰らうこと必至である。