いったい誰がサブプライム問題を解決できるのか?
昨日見た日経 CNBC のグリーンスパンさんのインタビュー番組で、「中央銀行はもはや長期金利をコントロール出来ないのだ」と言っていた、これがサブプライム問題に対する彼の申し開きである、実際に現 FRB 議長のバーナンキさんが盛んに利下げをしたが、思ったように長期金利は下がっていないようだ、不動産価格がさらに下落するという予測など、人間心理に影響する外部の環境要因が大きいのかもしれない。
池田信夫さんが日銀総裁に就任した白川さんの本「現代の金融政策」を紹介されているが、彼は「基本的に金融政策というのは受動的なもので、リアルな経済の変動を緩和することはできるが、バブルを防ぐこともできないし、その崩壊を止めることも期待しないでほしいという立場だ。」とコメントされている。
このことはグリーンスパンさんの発言と見事にだぶる...両者とも評論家・傍観者の無責任発言と取れないこともない、ではいったい誰がこの問題を解決するのだろうか?ボクらが聞きたいのは責任の擦り合いではなく能動的な解決策だ、昨日の放送された30分の短いインタビューでは、残念ながらグリーンスパンさんがそれに答える時間はなかったようだ。
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Comments
ま、サブプライム問題は峠を越したでしょ(アメリカは
こっからは3ヶ月程は株価は戻ると思いますよ。
後の事は知らんけど。
Posted by: 滑稽本 | April 19, 2008 12:43 PM