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March 06, 2008

残り1/5で突然希望を失うフラット化する世界

トーマス・フリードマンさんの「フラット化する世界」を全部読んだ、第五部あなたとフラット化する世界まではとても良い本だ、ルポライターとしての彼の取材力に感服する、でも第六部地政学とフラット化する世界に入ると突然暗転する、書いてあることが支離滅裂なのだ、彼がこの部分を書いた意図は何なんだろうか?ボクには大きな疑問がある。

DANIEL BALAVOINE - SAUVER L'AMOUR(04:20)

希望を見出すと表向き言いながら、人々をダークサイドに誘っている...彼の妄想が同胞のキリスト教徒に、本来穏健なイスラム教徒と既に過去のものになった共産主義を憎めと言ってるとしか思えない、この本がキリスト教世界でベストセラーとなることで、欧米にイスラムへの憎しみの連鎖が拡がることを深く危惧する。

人気ランキングはどうなっているんだろう?

イスラムに悪態を突くなら、まずアメリカ自身に悪態を突いてからでなければならない、アメリカ社会に巣食うキリスト教原理主義もとても危険な存在である、最後の方にブッシュ氏ネ発言が出てくるが、そこまで読んでいる人間にとっては、とって付けたもののようにしかみえない。

フリードマンさんもアメリカ国民も、まず自分たちの悪い部分をすべて知り、土下座してからでないと、他人を悪く言う資格などないと言うことだ、もちろん我々日本人は、まず自分たちの悪い点を深く反省する必要がある。

この本をアラブ・イスラム世界の知識人たちは皆読んでいるであろう、彼らはどう思っているのかとても不安になる、アメリカはイスラムを理解しない国という認識を強めるに違いない、悪態を突くのもいいがいい加減にして欲しい、最後の1/5の妄言でそれまでの彼の至言がすべて消し飛んでしまった。

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