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March 25, 2008

ハイパワードマネー...財務省 vs 日銀

昨日新宿の紀伊國屋で買ったのはショーケンの本ではなく、池田信夫さんが紹介されていた高橋洋一さんの「さらば財務省!」だった、彼の親分^^竹中平蔵さんも昨日のテレビ番組でみられるように日銀批判を隠さないが、彼もこの本の中で日銀はデフレなのにハイパワードマネー...いわゆるマネタリーベースを絞っていると批判していたので、この10年の推移を調べてみた。

High_powered_money

人気ランキングはどうなっているんだろう?

本には日銀が2000年の8月に取った、福井さんの前任者速水さんのゼロ金利解除について、当時プリンストン大学に留学していた彼が、同大学の教授で高名な経済学者のクルーグマンさんとか、現在FRB議長となった当時経済学部長のバーナンキさんなども、ハイパワードマネーを絞っておきながら解除したら、デフレがさらに進行すると日銀を批判していたと書いてある。

グラフをみていただくとわかるが、速水さんがゼロ金利を一旦解除した2000年8月の時点では、日銀は明らかにハイパワードマネーを絞っているので、ココでの彼の批判は正しいと言える、で結局速水さんもゼロ金利に直ぐ戻したと記憶している、しかしその後福井さんに替わる前あたりから、ハイパワードマネーをかなり緩めているのがわかる、批判を受けて日銀が立ち往生したというのが実態かもしれないが...

高橋さんは福井さんになってから、日銀のハイパワードマネーは年率4%減と書かれているが、それはデフレが収束をみせたここ2年のことであり、竹中さんは福井さんが去年実施したゼロ金利解除をも批判されているが、そのとき既に商品相場は高騰し始めており、デフレではなくインフレ懸念が高まっていた、なのでその処置は適切であったと思われ、福井総裁時代の日銀批判は少々?ではなかろうか...

むしろ金利を正常に戻すことが肝要で、もう0.5%程度の利上げが望ましかったとも言える、いずれにしても以上の点だけでみると、高橋さんも財務省の役人で数字的論拠に乏しく、子会社^^である日銀との不毛なバトルに参加しているようにみえなくもない、さてFRB議長となったバーナンキさんがいくら誘導金利を下げても、信用不安が起きているので、米国長期金利は彼が意図したほどには下がらないようだ、貸し渋りが起きているともきく。

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