商品相場もバブル?@ココ1年ほどで2~3倍
商品相場を読む...と言うことで上からシカゴ小麦、シカゴコーン、シカゴ大豆、ロンドンコーヒー、NY原油そしてNY金のこの10年のチャートです、皆様は何を感じられますか?石油はずっと25ドル付近で安定していましたが、5年ほど前からジワジワと上がり、1年半くらい前に調整局面があったものの、今や100ドルを突破し10年前の約4倍になっています、金もチャートをみると石油にほぼ歩調をあわせています。
コーヒーは10年間前は今と同じくらい高かったのですが、4年かけて半分に下がり、約3年間の横ばい期間を経て、ここ4年弱はずっと上がっています、でも小麦、コーンそして大豆は、大豆とコーンが4年前に急騰しているのを除けば、上がったのはどれも皆ほんのココ1年ほどのことです、それも極短期間に2~3倍になっているのです。
何があったのか?去年の1月下旬にブッシュさんが一般教書演説でエタノール^^と発言したのが契機になったのかもしれませんが、ブッシュ発言で一番影響を受けるコーンなどはインサイダー取引?と見紛うかのように、その直前から急騰しており演説後は逆に調整局面に入っています。
10年前のコーヒー高、4年前の大豆とコーンの高騰は、干ばつなどが原因の供給不足かもしれません、でも商品相場がココ1年強で暴騰している原因は何なのでしょうか?50%程度の上げならともかく、2~3倍になっているのは明らかに異常です、豊作・凶作とか中国などの新興市場の勃興だけでは説明できません。
ボクには需給と関係ないカネの流れ込みのように思えます、小麦を例にみるとチャートからみれる適性値は750ドルくらいです、もしかするとこのままずっと上がって行くかもしれないという恐れを感じますし、以前のような500ドル以下に下がることは考え難いですが、アメリカの不動産と同じくバブルと言えるの鴨葱...
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Comments
こう長期チャートを並べられると、見事に「そろそろ天井かね」と思いたくなるなぁ(笑
紐無しバンジーに賭けたくなるなぁ(苦笑
Posted by: 滑稽本 | March 15, 2008 12:48 AM