中国はいずれ緩やかな連邦国家になる
「チベット弾圧なら五輪不参加も」・台湾総統候補の馬英九氏、そして「EUレベルで北京五輪開会式不参加を」・チベット騒乱で仏外相とのこと、馬さんの場合は選挙戦略上こう言う必要があるんでしょうね、たぶん本心ではない...仏外相の発言はオシャレですよね、ボク思うのですが、中国はいずれ緩やかな連邦国家になるのではないでしょうか?
中国最西端南側に位置するチベット自治区は人口274万人で、北部西側で最西端北側の新彊ウイグル自治区(人口1900万人)、北部東側で青海省(539万人)と隣接しています、チベット自治区はウイグル人45%漢人41%の新彊ウイグル自治区、漢人54%チベット人23%の青海省と違い、チベット人が92%を超え漢人は6%に過ぎません。
中国の東北地方と言われる東に位置する旧満州国...南から遼寧省(4200万人)、吉林省(2700万人)そして黒龍江省(3800万人)は、漢人84%、満州人13%の遼寧省を除けば、皆漢人が90%を超えています、中国本土と台湾はフリードマンさんが言う、フラット化サプライチェーンに雁字搦めになっており、産経がいかに騒ごう^^が戦争の危険性は少ないと言えます。
ただ、チベット人が90%を超えるチベット自治区と、ウイグル人と漢人がほぼ半々の新彊ウイグル自治区には、上記のサプライチェーンはなくわかりません、特に資源が豊富に眠っているときく新彊ウイグル自治区は、漢人も約半数いるので独立の際大きな問題となります、新彊ウイグルの存在がなければ、チベット独立は大した問題じゃないの鴨葱...
そんな中、北京オリンピックまであと5ヶ月と言う時期に起こったチベット騒動は、温家宝さんがおっしゃるようにダライ・ラマ派のテロである可能性は高いのかもしれません、ただ中東の自爆テロほどは醜くはないです、テロで思うのはアルカイーダの911のような極めて傲慢なものを除けば、パレスチナ過激派のハマスにしても、いずれもそれしか手がないと言う哀しいものです、どうにかならんものでしょうか?
《追記》
「高いのかもしれません」と表現緩めました。
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Comments
ダライ・ラマ自体は穏健派じゃなかったっけ?
独立運動を過激にやってる連中とダライ・ラマにつながりがあるようには自伝を読む限りは思えないのだけれども
Posted by: 滑稽本 | March 21, 2008 06:37 AM
初めてコメントさせて頂きます。
青山と申します。
チベットの問題は、国際的な非難の的となってきましたね!
私も非情に関心のある分野です。参考にさせていただきました。
ありがとうございます!
Posted by: 青山純也 | March 21, 2008 11:50 PM