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January 26, 2008

命に事前に優先順位を付けろ@新型インフルエンザ

Death_in_venice 今年の仕事始めに後輩のうち一人がつらそうにマスクを付けて出勤し、もう一人はいきなり休んでしまった、風邪なのかインフルエンザなのかはわからないが、高熱と下痢などに苦しみ咳をコンコンと控えめながらもウィルスを撒き散らしていた、あっしもどうも一昨日からおかしく会社で風邪薬をもらって飲んだが、昨夜から咳が出るようになり午前中の予定をキャンセルして医者に行って来た、熱はなく今のところ体調は持ち直したように感じる、尚写真はベニスに死すのラスト近く...

《NHKスペシャル「シリーズ 最強ウイルス 第2夜...」》
その1その2その3その4その5その6超短縮版
ベニスに死すからマーラーの交響曲第5番と主人公の死
ヴィスコンティが語るコレラが迫る1911年のベニス(08:58)

さてカトラーさんがもし流行すれば全世界で死者が1億2千万人に達するかもしれないと言われる、パンデミック・フルーという新型インフルエンザについての記事を書かれていた、 NHK スペシャルで先々週関連番組が放送されたようだ、本放送と再放送のどちらも見逃したが YOYUBE にアップされていたので、第一夜の三浦友和さん主演のドラマ仕立てのモノもあったが、第二夜の60分のドキュメンタリー番組の方を今し方みたところだ。

人気ランキングはどうなっているんだろう?

さて番組のニューヨークでの事例から、 H5N1 と命名され関連の新書まで発刊された、今は稀にしか人には感染しない鳥の新型インフルエンザが、人から人へと大規模に感染する事態になることをあらかじめ想定し、内科医以外の歯医者をも含む専門外の医者を巻き込んだ配備、肺炎の治療に必要な人工呼吸器と現時点で考えられる治療薬の確保、発生後から製造可能となるワクチンの生産体制の準備が必要ということがわかります。

そして何よりも命に事前に優先順位を付けるという厳しい選択が迫られています、生き延びる可能性が僅かに残っていても、より生存の可能性が高い患者のために人工呼吸器を譲らねばなりません、全員にワクチンが行き渡らないことがわかったら、年寄りは接種を遠慮し若者を優先せねばいけません、この覚悟が日本人に出来ているのか...厚生労働省のお役人の発言などから、番組はまだその体制が整っていないことを教えてくれます。

《追記》
「ベニスに死す」の原作者トーマス・マンさんは、この映画の主人公のモデルとされる作曲家のグスタフ・マラーさんと親交があり、この作品はその死を悼んで書かれたとか...監督のルキノ・ヴィスコンティさんは稀有の映像作家です、彼はマルセル・プルーストさん原作の大著「失われた時を求めて」の脚本を完成させていました、映像化されていませんが日本語訳の文庫で読みました、またオルネラ・ムーティさん主演の「スワンの恋」は、原著の第一部・スワン家の方へを映画化したものです。

《追記2》
> 抵抗する人が続出←そうでしょうね、アメリカの場合は有無を言わさないシステムのようです、ただグレーゾーンでは賂(まいない)を渡す人が続出するんでしょうナ。

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Comments

順番を譲れと言われれば、抵抗する人が続出でしょうね。たとえ、何のために生きているか分からないと日頃嘆いていたとしても。小松左京の日本沈没はそこいらの厳しい選択のことも触れていましたね。

Posted by: さなえ | January 27, 2008 07:59 PM

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