円高は国益&日本の金融機関は本当に無事か?
日曜日の朝に自民党の谷垣さん、三菱UFJ証券の水野さん、伝説のトレーダー藤巻さん、日本総研の呉さんという組合せで討論をしていた、その中で印象に残ったのが藤巻さんが円安、水野さんが円高と正反対の議論を展開したことだ。
円安になれば株価は回復するので短期的には良くなる、トレーダーの藤巻さんの狙いもそこにあるが、ボクは円高に誘導すべきと言う水野さんの意見に賛成だ、日本の輸出関連企業は9%成長してるということなので大きな心配はない、株価が例え一時的に下がることになっても、石油などの資源と食料を輸入に頼っている日本には円高の方が良い。
今週の FOMC で FRB はさらに利下げを行うという憶測が流れている、日本は今は0.5%とゼロ金利ではないが金利を下げる余地は少ない、この金利差縮小で恐らく対ドルの円高が進むだろう、そして欧州の金融機関の業績が多少悪化して欲しい、その決算発表を受けて欧州中央銀行が金利を下げ、対ユーロでも円高になることを期待したい。
ただ日本の金融機関が3月決算で大きな赤字を出すようでは台無しになる、その点注視が必要だ、日本の金融機関は収益性が良くないので、例えばサブプライム関連でみずほがシティの1/10の額である3000億円も赤字を出したとなれば、目も当てられない事態になるような気がする。
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