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December 09, 2007

百貨店は経営統合では生き残れない

東京駅ノースタワーに出来た大丸の東京の旗艦店・東京店をみて思ったのは、百貨店は経営統合では生き残れないということです、キーポイントは3つあります、一つ目は当然ながらマーチャンダイジング・商品力です、伊勢丹の婦人服のバイヤーは代官山・表参道など、ファッション感度の高いトコで、どんな店がどんなモノが売れているのかを知っています。

二番目は店でどんなプレゼン・魅せ方(見せ方)をするかです、その点大丸東京店が2階に現時点では日本最強と言える化粧品売場を造ったのは秀逸です、この売場の魅せ方には新宿の伊勢丹の化粧品売場でも敵いません、1階に化粧品売場を置くという従来の固定概念は、男が百貨店に入り辛いということもあり消さねばなりません、三番目は経営統合ではなく立地とそこから染み出る魅せ方です、大丸の東京店は婦人服を売るには、残念ながら場所に恵まれていません。

人気ランキングはどうなっているんだろう?

一緒に発展しないとイケナイ八重洲の大地下街が超ダサイのです、ココを一大ファッションタウンに変身させることができなければ、大丸の婦人服は売れません、1店舗で客が集まる時代ではありません、そういう意味で伊勢丹にとっても丸井が頑張る新宿三丁目はヨイのです、そうなると大丸はビジネスマンが多い土地柄ということで、メンズに視点を移すべきですが、それが不便な上層階にあります、そうだその縦長構造も弱点です。

誰かが大丸の1階にスイーツ売場ではなく、新幹線出張族のための弁当屋を作れと言っていました、でもボクはスイーツ売場で正解だと思います、東京駅中央通路地下にグランスタのような施設が出来た以上、回遊性を考えると元の中央口付近ならともかく、遠い北口ではJR東日本のグランスタには敵いません。

昔百貨店は欧米の高級ブランドを抱えることで売上を確保して来ました、今は高級ブランドは富裕層の銀座、情報感度の高い表参道に店を構え、ブルガリが銀座の百貨店内から撤退するなど集中と選択を強めています、未だに高級ブランドに頼る横浜そごうとか、伊勢丹と一緒になったことで戦略転換はあると思いますが、1階正面と言う母屋をすべて高級ブランドに明け渡した新宿の三越は哀れを誘いました。

三越日本橋本店の強みはよく知られたことですが、売場ではなく外商にあります、銀座店を除けば横浜・大阪などすべてに失敗した三越ですが、ここの外商力は他を圧します、伊勢丹と三越の統合の成否は、伊勢丹のマーチャンダイジング・商品力とこの外商部隊がいつどのように一体化するかにかかっています、ここが遅れたらいずれ離婚で、三越は野垂れ死ぬでしょう。

では伊勢丹に弱点はないのか?あります、それは唯我独尊です、バイヤー・販売部隊は抑えているのであまり気付かれませんが、裏方の総務などの出入業者^^への扱いは醜いという話しを昔聞いたことがあります、それが現れているのが巷では成功の象徴とまで言われている伊勢丹メンズ館です、確かに売上は物凄いようです、でも全館をブラウンのイメージ固めているのはヨイし、それが成功要因なのですが、各テナントの個性が埋没してしまっています、決して買い易くありません。

さて、ある本に百貨店より衰退している流通業態があると書いてありました、それはGMS・ゼネラルマーチャンダイジングストアと呼ばれる、イオンのジャスコ、イトーヨーカ堂、ダイエーとウォルマートに買収された西友などに代表される大手総合スーパーです、百貨店はこの十数年で売上を3割減らしたそうですが、大手総合スーパーは売上こそあまり減らしていませんが、店舗面積が倍になっており、実質5割減であると書いてありました、事実不振の日用衣料品はユニクロとしまむらに奪われています。

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Comments

>大手総合スーパーは売上こそあまり減らしていませんが、店舗面積が倍になっており、実質5割減であると書いてありました、

実際は地価の高い駅前から地価の安い郊外に移ったことを考えると場所代はそんなに増えてなさそうですし、人数も面積ほど増えてなさそうなので面積あたりの比較は意味がなさそうな気がします。
 とは言え厳しいこの業界の勝ち組はどこなんでしょう?ヤマダとユニクロだろうか?

Posted by: brother-t | December 10, 2007 08:20 PM

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Tracked on December 10, 2007 08:33 AM

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