グリーンスパンの言葉の重みと国民健保の崩壊
今グリーンスパンさんの本の下巻のみを読んでいるが、日本について示唆的なくだりがあった、それは7年前2000年の1月に、当時の大蔵大臣宮沢さんにハードランディングを勧めたそうだ、それに対して宮沢さんは体面を重視する日本人には馴染まないと答えたとか...2000年と言えばバブル崩壊から10年くらい経ち、既に遅きに失しているが、当時荒療治を施していれば、もっと早く立ち上がっていたし、傷つく人も少なかったハズだ。
そして、日本の年金について日本の高官に...たぶん大蔵省(現財務省)の事務次官クラスだと推測されるが、今のシステムでは持たないのではないかと問いただしたところ、高官はそのとき^^になったら給付率を下げれば良いのだと事も無げに答えたそうだ、問題を先送りにせずに今から2階建て3階建て部分に大胆な切込みを入れる必要があるのに、実にノンビリとした話しだ、これだから若者が年金を払わないワケである。
今若者の年金不払いが問題になっているが、特に地方の若者は年金はおろか国民健康保険も払っていないらしい、年寄りが多い地方の国民健康保険料はド高いからというのがその理由だ、会社を定年で辞めると会社の健保から国保に入り直すと聞く、これでは年寄りが多い国保の特に地方の保険料がド高いのは納得が行く、会社を定年で退職してもその人の面倒は終生会社の保険で行うべきと思う、如何だろうか?
健康保険をすべて一本化するという案もあるかと思うが、そうなると防衛省の守屋とか、社会保険庁連中のような小役人の出番となって恐ろしいことになる、カネが絡む件は自浄作用が働かない輩に丸投げして任せて、一本化して競争のない世界をつくるほど危険なことはない、チョウ悩ましい話しである。
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