某中堅企業に勤める知人の一人言...

先日某中堅企業の知人と飲んだときに、自分たちの会社もそうだが、日本の将来を担う２５～３５歳の世代が、極端な人手不足になっているときいた、特に３０歳代前半は団塊ジュニアだから、１世代２００万人はいるハズなのでとても奇異に映る、でも彼が話すようにこの世代でまともに就職が出来たのが、１世代およそ４０万人くらいで、ビジネスで使える人間がそれ以前以降の世代より、１世代当り２０万人くらい少ないのだときくと納得する。

彼の会社もご多分にもれずバブル崩壊の荒波に揉まれ、この世代をほとんど採用していないこと、そんな中血の滲む思いをして採用した人たちが、最近第二新卒とか人材会社に煽てられ、大手大企業に転職して行っているらしい、大手大企業が外様に冷たく、企業幹部になれる可能性は少ないと説得しても効き目はほとんどないとか...今さらフリーターを再教育して行くカネなど到底なく、会社の将来に暗雲が漂っていると言っていた。

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彼曰くバブル崩壊後労働組合と話し合い、自分たちの給与をなるべく下げずに、仕事の出来ない人ダケをリストラの名で人員削減し、且つ若手の採用を極端に抑えることで、苦しい時期を乗り切ったが、もう少しドラスティックに自分たちの給与も暮らせる最低範囲まで下げてでも、若手を雇っておくべきだったそうだ。

ボクは大手大企業に失われた世代の若者たちにビジネス教育を施せと何度も言っているが、彼ら大手大企業は第二新卒の名の下に、中小企業の有為の人材を吸い上げ、自分たちが新卒から雇ったエリートたちの手足として使い捨てており、彼らのパートナーでもあるカネのない中小企業に人材を供給するために、フリーターとならざるを得なかった失われた世代の若者たちに、ビジネス教育を施すつもりなどまったくないのを嘆きます。

各世代５万人でも１０万人でもいいから、現在２５～３５歳の人たちにまともなビジネスができる人材が増えれば、日本の将来は明るいと思う、でも最近電車に大手大企業のこの世代の人材大募集の広告が出ていたが、最後にキツイ一言が書いてありました、曰く「企業勤めのご経験のある方に限ります」...ト、年齢制限２８歳と書いてあったので、企業勤め未経験でもいいじゃないかと思ったが、壁は果てしなく高いようでございます。