浜離宮の中秋の名月と汐留無計画に潰されたホテル

今日は電車の中吊りに、浜離宮で中秋の名月を楽しんでもらうために、庭園のライトアップをやっていると書いてあったので行ってみました、昼間は少々雨に降られましたが、夕方になるとは七分通り晴れて、浜離宮に行ってみると月が時々雲に隠れるなど、快晴よりもむしろお月見に最適の天候になりました。

《浜離宮の中秋の名月と汐留無計画に潰されたホテル》
●浜離宮とコンラッドホテル付近の地図（１／８０００）
●浜離宮とコンラッドホテル付近のグーグルマップ航空写真
★雲に隠れる名月（00:43）、中の島からの汐留の夜景（02:06）

浜離宮はバックの汐留シオサイト、左手の晴海トリトンスクエア、右手の竹芝のタワーマンションなど三方を高層ビルに囲まれていますが、一番目立つのはやはり汐留...特に高級ホテルと言われるコンラッドホテルです、コンラッドホテルから浜離宮を観ると綺麗だと思い、２８階のバー・ラウンジに上がってみました。

人気ランキングはどうなっているんだろう？

エレベーターホールからバー･ラウンジの入ってみて、眼下の浜離宮と右手奥にみえるハズのレインボーブリッジの眺望が、ホテル右手の日本通運の高層オフィスビルに不粋にも潰されているのにビックリしました、夜の８時半を過ぎてラウンジがそれほど混み合っていなかったこともあり、奥の眺望の良い席に案内され、東京湾の夜景を楽しむことが出来ましたが、コンラッドホテルの浜離宮側で眺望の良い部屋は奥の半分くらいです。

グーグルマップの航空写真をみると、何であと４５度ほど左に回転して建てなかったのかとも思いますが、根本は汐留再開発の無計画にあると思います、そのことは新橋大通り（外堀通り）への風の通り道を、松下電工の高層オフィスビルが２／３くらい遮っているなど、汐留の摩天楼群が海からの風の巨大な壁になっていることからもわかります。

このように高層ビル群を無計画に密集させた結果が、コンラッドホテルの眺望の悪さと、本来浜離宮の緑の恩恵を受けるべき、新橋・虎ノ門のオフィス街のヒートアイランドに繋がっているのではないでしょうか？超高層ビルで固めて不動産ファンドで利益が出ればそれで良いと言うのでは、さすがにマズイでしょう！

下の３枚は浜離宮の大手門付近の写真です、左は橋の手前、中は大手門の左側で右側も綺麗にライトアップされています、右は庭園の入口です。

左はライトアップされた道、中と右は満月から数日？経った中秋の名月です、こういうときだけ高感度で望遠が利くデジカメが欲しいと思います、ケータイカメラ＋補正ではこれが限度です。

左と中はコンラッドホテルを中心とした汐留の摩天楼群です、一度巨大な壁だと思うとその意識は消えません、で夜間公開していた大手門側からみると、コンラッドホテルの眺望は完璧にみえます、右はライトアップされた中の島の橋です。

下の３枚はコンラッドホテル２８階バー・ラウンジからのモノです、左はビールとつまみに頼んだパン付のチーズです、中はレインボーブリッジ方向、右はそこから少し左に振った写真です、中の写真の右端にみえるのが、眺望を阻害する高層ビルです、ボクが座ったのは一番奥の方なのでほとんど視界に入りません、眼下に浜離宮がみえますが、昼間この席でコーヒーを飲みたいと思っても、特に週末は余程運が良くないと座れないようです。

《追記》
> 中秋の名月が25で、満月が27←そうなんだ、確かに真ん丸月でした、ラッキー！> 気候が穏やか←今日は一転真夏日、明日はまた秋とか...