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July 26, 2007

伊勢丹の三越実質吸収^^合併ともがく郊外百貨店

もがく郊外百貨店...今週の月曜日の日経MJの1面トップ記事だ、う~ンと思っていたら、今日日経に三越と伊勢丹、持ち株会社で調整へ・8月中の統合合意めざすてな記事が掲載されました、昔は三越の方が売上が圧倒的に大きかったのだけれど、今は業界の4位(8000億円強:三越)と5位(8000億円弱:伊勢丹)で売上にはほとんど差がなく、経常利益が三越180億円弱、伊勢丹340億円強と倍くらい違う。

伊勢丹新宿本店with三越新宿店@2006.08(06:46)
三越日本橋本店@2006.11(03:28)夜景(04:16)
数寄屋橋から三越銀座店へ@2006.03(06:36)

左は夜の帳が降り始めた伊勢丹新宿本店の入口、中は三越日本橋本店のクリスマスイルミネーション、右は歩行者天国で賑わう銀座四丁目・三越銀座店前です。

Shinjuku_isetan_0704 Nihonbashi_mitsukoshi Ginza_4to1_4chome_mitsukoshi

人気ランキングはどうなっているんだろう?

伊勢丹の場合ADOグループで考えると、売上は1兆円を超えるのかな...業界きっての老舗と言われる三越で利益を上げているのは、日本橋本店と銀座の超一等地にある銀座店くらいのものでしょう、大阪の一等地にあった店も売り払い、東京にある新宿、池袋などの店も惨憺たる有様で、専門店ビル化...横浜の小規模店舗は今はヨドバシになったのかな...

対する伊勢丹は、業界最大手の髙島屋も含め、他社が郊外で軒並み10年前より売上半減となる中、ほぼ横ばいと好調^^デス、本音を言えば三越のプライドも地に落ちて久しかったが、武士は食わねど高楊枝を決め込んでいた、でもにっちもさっちも行かなくなって、業界で唯一と言っていい元気企業の伊勢丹に泣き付いたというトコでしょう。

ここで不必要なプライドをもたげるようだと、伊勢丹はアーサリ切り捨てると思われ、いずれにしても厳しい道を歩くことになりそうです、伊勢丹と三越では特に衣料のMDのレベルが違い過ぎるダケに、この組合せがうまく行くかどうか心配です、まあ日本のM&Aでは実質トップ業界企業の伊勢丹にしても、こういうチンケな巨象企業しか買えないワケで、本来なら大阪の阪急と合併したほうが、M&A効果は高かったと思われます。

まあ日経さんが記事で三越の名前を伊勢丹より先に出していますが、実質的には伊勢丹の三越吸収合併です、伊勢丹が三越で残った優良店舗のみを取り込むことが出来るか否かが、三越の社員には屈辱でしょうが勝負です、お年寄には三越の包み紙は金科玉条でしょうが、あっしらの世代になると岡田元社長&女帝竹久みち事件で印象すこぶる悪く、何故か銀座店はオシャレで好きですが、金看板の日本橋店すらダサイと行きません。

あっしにはこのM&Aが成立するかどうか極めて不透明ですが、結局意気盛んな伊勢丹の中堅若手の意見が、頑迷な爺たちがノサばる三越でスルスルと通るかダケでしょう、伊勢丹は関西初出店となった京都伊勢丹で大成功を収めており、三越その特に上層部に巣食う茶坊主どもが、外圧たる伊勢丹の言うことを素直にきき、三越の持つ規模が生きるようになれば成功ですが、そうは問屋が卸さないと思います。

さて、何故郊外の百貨店が近くに住む住民が欲しいと言っているのに、軒並み売上を半減させているのか...それは顧客層が老いてしまい、あまりモノを買わなくなったこと、富裕層が若い人を中心に都心に回帰してしまったこと、有力テナントの欧米高級ブランドが自ら路面店を持つようになったこと、そして専門店が顧客を惹きつける商品の開発に成功し、彼らをルミネに代表されるJR東日本などの異業種が取り込んで専門店街を造り、顧客を集め購買させるノウハウをつけてしまったことだと思います、特に最後のパンチが一番効いているのではないでしょうか?

デパ地下以外は構造不況業種と言われる百貨店ですが、極僅かに東京江戸の伊勢丹と大阪浪速の阪急の衣料部門は元気です、彼らは自らがMDを持った専門店群の塊であり、昨今電気屋さんで話題になりましたが、母屋の軒先を貸してメーカー・卸から店員を派遣させ、売上仕入れという家賃を稼ぐ不動産業者の他社とは格が違うワケです、まあその代表格が日本橋の呉服問屋・三越と、老害と言われた水島会長を擁したそごうなのです。

《追記》
> 地場百貨店が生き残っている←それはどうかな...札幌の丸井今井とか福岡の岩田屋が復活したのは伊勢丹の力でしょう、実際に観に行っていないのでこれ以上は何ともコメントしかねます、> 川崎←さいか屋は確か三越系なんですよねぇ~、中はのぞきませんでしたが...

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Comments

>さて、何故郊外の百貨店が近くに住む住民が欲しいと言っているのに、軒並み売上を半減させているのか...

 何となく感じるのは郊外や地方でも一定の規模(県庁市位のレベル)を持つ所だと最後に残るのはデパートと言うパターンも多く必ずしも郊外の百貨店がダメと言うわけではないのですが、ただ東京など大都市から進出した所で無く地場百貨店が生き残っている様な気がします。

>そして専門店が顧客を惹きつける商品の開発に成功し、

 川崎が典型的なパターンの様な気がします。ラゾーナの様な専門店は頑張っている物の西武はヨドバシにモアーズはデパートの体裁を成していないと言う光景は栄枯盛衰を感じます。
 

Posted by: brother-t | July 27, 2007 12:22 AM

>札幌の丸井今井とか福岡の岩田屋が復活したのは伊勢丹の力でしょう

 札幌や福岡は確かに地方ですがJRが拠点を構える大都市の様な気がします
 名古屋(高島屋)、京都(伊勢丹)、札幌(大丸)と言った地域でのJR駅ビル百貨店はどこも順調ですし。

>さいか屋は確か三越系なんですよねぇ~、中はのぞきませんでしたが...

 さいか屋は地元にもある(一時期バイトで関わっていた事もあります)のですが鎌倉辺りのお金持ちの高齢者などをがっちりつかんでいるイメージがあります。

Posted by: brother-t | July 29, 2007 02:52 AM

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Tracked on July 27, 2007 12:29 AM

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