フラットな社会をどう生きるのか?
大前研一さんの「THE NEXT GLOBAL STAGE(新・経済原論)」という本が発売されますた、去年の3月に英語で発売されたものが約1年半後にようやく日本語化です、アルビン・トフラーさんの「富の未来」がほぼ日米同時発売されたのとはえらい違いです、大前さんの場合日本語で書かれた本よりも英語で書かれた本の方が遥かに上です
この本のコンセプトは前記トフラーさんの「富の未来」、トーマス・フリードマンさんの「フラットな世界」とかC.K.プラハラードさんの「ネクストマーケット」とそう変わらんような気がします、このあたりが日本でワーキングプアを生んでいる主な原因なんですが、生産するものは世界の安いモノと対抗せねばならないのに、日本の生活費はデフレで下がったとはいえ相変わらず高いワケです
で大手企業はそのしわ寄せをモロにフリーターに押し付けて最高益...ト、ニューヨークとかパリよりも物価が下がっていると言われても困ります、このあたりの構造にどう手をつけていくのか、これが現在の内政の最大の課題です、安倍チャンの責任重大なんですが果たしてうまくいくのでありましょうか?
地方支援、弱者支援、セフティーネットと言っても、永久にサポートする、一生面倒を見るというのはもう有り得ません、自治体が地方を活性化しますとか、職を失うことを余儀なくされた人たちが働きますと宣言したときに限り、その移行期間...2~5年くらいでしょうか、その生活をサポートし新たなる旅立ちを支援することが重要なのです、この点を間違ってはイケナイのだろうと思います
日本は一生懸命働いている人をワーキングプアにしない、せめて子供の一人くらいは育てられる環境をつくらなくてはイケマセン、働かざる者食うべからず、ニートは切って捨てろと思いますが、大手企業も勝ち組と言われる人も社会コストを払って、一生懸命働いている人にそれなりの生活をさせるべきです、そうすれば犯罪の少ない住みやすい世の中になります
竹中さんのいうような市場原理主義に基づいた政策でも日本という国の名前は残ると思うが、本来の意味の「美しい国」にはナラン...単なるセフティーネットではない、企業が個人が自ら生み出すアロガント(傲慢)でない、他者他人他国に配慮し且つ競争を排除しない政策というか企業と個人が生み出すモノ、それが真の「美しい国・日本」を造り出す唯一の方法です
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