« 移民より出稼ぎを歓迎します | Main | 53歳のプーチン露大統領が勇退を表明? »

May 14, 2006

人口が10倍の中国にトータルGDPで勝てるワケがない

日本が世界第二位の経済大国であり続けるために移民政策を導入しろとウルサイ方が多いです、移民問題については直前の記事に「移民より出稼ぎを歓迎します」と書きましたが、正直人口が10倍の中国にトータルGDPで勝てるワケがない、8倍のインドにもそのうち抜かれるでしょう、でも藤原センセとかトリルさんがおっしゃるようにギリシャに倣って、ローマに「国家の品格」(←ギリシャノホウガフルイ?)で勝て^^などとは申しません

まそれも大事ではありますが一人当たりGDPに焦点を当てるべきかと...この分野では確か日本は世界第二位ではなく、欧州の小国のいくつかに負けているハズです、宇宙飛行士の毛利衛さん曰く「スペースシャトルは日本の技術で支えられている」のだそうな、半永久的にこのことを続けて行くことが大事かと存じます、戦後GHQに恐れられ軍を持たさて貰えなかった日本...そのことを逆手に取って経済的に高度な発展をしてきたワケです

人気ランキングはどうなっているんだろう?

さて中国ですが一人っ子政策の影響で若い人が少なく、男女比は6対4で男が多いらしい、これはフツーに考えれば女性を間引きしているという証左で、一人の女性が3人、4人と子供を産めばいいわけですが、今後日本より少子高齢化に苦しむかもしれません、しかしもしかすると地方の農村を中心に1億人単位で非登録の女性がいる可能性もあり、人口が公表よりかなり多いつうことも考えられます、はいヨウわかりませんw

ボクは中国は今の共産党体制が続く限りさらなる発展は難しいと思います、でも次は文化大革命の暗黒の世代です、それを飛び越えて新しい体制とともに新生中国が今後十数年で生まれてくる可能性が高いんじゃないでしょうか、そこまで日本がノンビリしていると彼らに一人当たりGDPでもヤラレます、これは何としてでも避けねばなりません、高い一人当たりGDPを生み出す源泉は世界の人を魅了するその国の持つ智慧と文化です

人口が減るのが悪いことのように言われていますが、江戸の町人文化が爛熟し最も栄えたと言われているのは黒船来航直前の文化文政期です、オットセイ将軍・徳川家斉の時代ですが、この時期人口は増えていませんかえって減っているようです、今の1.29という数値は異常ですが無理に2.0に戻すことはありません、正直日本の人口は8000万人くらいで十分です、100年くらいでゆっくりとこの数字に戻ってくれればいいのですがネ

|

« 移民より出稼ぎを歓迎します | Main | 53歳のプーチン露大統領が勇退を表明? »

Comments

うーん。
ならば私なんかの日本の下層社会層(笑)の国際競争力底上げが切実な問題になりますね。
ちゃんと実力に見合った仕事や負担をしろと(笑)
単価の安い仕事なんざ、それしかできないんじゃなくちゃするな、と。
適わないですな、プレッシャーに弱いんで。

そういう層まで決定的な競争力が付くとは思わないけど、仮に付いたとしても「そんなガツガツ息苦しい事はわらわは嫌じゃ」と逃げ出すのが結構いるのが人間の自然な姿のような気がします。
皆が皆、殺人的満員電車に毎日揺られるのが当然と受け入れられるような人間社会より、結構な人間がそんなのかなわんと逃げるのが正直、健全でしょ?
そこから利益を得てる層もいるだろうし。

ま、13億が一国でまとまってるのは対外的にそういう状況があるからで、対外的な問題が後退すると途端にパイの分け合いなどで大変な事になるのが自然だと思いますよ。

Posted by: トリル | May 14, 2006 07:31 PM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 人口が10倍の中国にトータルGDPで勝てるワケがない:

« 移民より出稼ぎを歓迎します | Main | 53歳のプーチン露大統領が勇退を表明? »