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May 29, 2006

業務用機器と家庭用機器...その新たな平原

元マイクロソフト日本法人会長の古川さんのブログが面白い、久しぶりにのぞきに行ったらNAB2006の記事がアップされていた、この内容であればプロのハコフグさんでも興味深々だろう、プロ向けの従来300万以上したカムコーダーが68万円で発売されているというのだ、この価格だと素人に毛の生えた人も興味を示すと思う

ただその前の記事とあわせて読んでみるといくつか重要な示唆があると思う、それはずばりイノベーションのジレンマに陥っているのではということである、7680×4320という画素数のスーパーハイビジョンがフィルムの画像品質を上回ったというが、コレが必要なのは映画館の世界だけじゃなかろうか

人気ランキングはどうなっているんだろう?

家庭でいくら大画面とはいえ今の1920×1080という画素数以上のモノが必要なのだろうか、これを保存するときの容量というより伝送するときに帯域を考えれば、家庭に持ち込むにはデジタル放送では可能だが、ネットでは光でもハードルが高いんじゃないか、つうかこの画素数がそもそも不要じゃなかろうかとも思う

またカムコーダーが68万円つうことはコレの10万円台への突入も、あと数年でこの機器を出した松下かSONYによって間違いなく実現される、保存媒体のメモリーカードも量産効果で実勢にあった価格で販売されるだろう、業務用機器と家庭用機器が限りなく近づいてこの領域での進化が不要になるときが近く、新たなる平原を目指す時期なのかもしれないと思った

《追記》
プロの世界でも高精細ではなくて速報が優先される場面、例えば今回のジャワでの地震の現場映像はハイビジョンである必要も、標準である必要もない、伝送速度300kの映像がいち早く伝わる方が優先されるハズである、もちろん高精細な画面も映画館用以外にも医療機器とか天文学の望遠鏡などへの応用は十分に考えられる、通常光の他に赤外、紫外そして電波、磁気の使用など...

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Comments

スーパーハイビジョンを見れば、誰しも驚くでしょうが、何か間違った方向に進化したマンモスの牙のような印象も否めません。

少なくとも技研は、受信料を払っている視聴者ではなく、メーカーを向いて開発しているのは間違いないでしょう。

パナソニック・メモリーカムの評判は全然聞きませんね。一般向けにはあまり知られてなさそうです。技術さんに評判を聞いてみます。情報ありがとうございます。

http://kakaku.com/prdsearch/detail.asp?PrdKey=20201010269


Posted by: hakohugu | May 30, 2006 09:20 AM

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