消費税増税は止めるべきだ、でドウスルの?
ある方の試算によると今日本人の財産は当然ながらバブル期より大きく目減りしているそうです、主な原因は資産の内訳で今でもその約2/3近くを占める土地、つまり不動産価格の大幅な下落です、この影響をモロに被っているのがバブル期の5年間(85~90年)に土地を買った当時30~35歳の人たちでしょう、今の45~55歳に当たるのかな、ピークは今年天命を迎える50歳の人でしょうか...でこの世代は当然のことながらリストラという時代の荒波に晒された世代でもあります
つまり、今の日本では超氷河期就職の25~35歳とコノ45~55歳が最も貧乏くじをひいた世代と言えるのかもしれません、もちろん45~55歳で親の代から大都市圏に住み土地を持っていた人たちはこの中に入りません、地方から上京しバブル期以前に就職、ちょうどバブル期にマイホームを持とうとした人たちのことです、さて今日本人の財産の世代別保有高をみると、20代から80代まで絵に描いたような右肩上がりのグラフになるようです、はいリタイアした世代が何故か一番お金持ちなのです
借金の統計の方はみていませんが、きくところによると45~55歳が住宅ローン、教育ローンを抱え最も多く、リタイアした世代が一番少ないのだそうです、こういう統計をみるとどうも日本はカネを持った老人に優しすぎるような気がします、もちろん老人といっても千差万別貧しい方はたくさんいらっしゃいます、彼らの関心は何か?やっぱり住む所でしょう、どんな貧乏であっても住む所が確保され月々細々とでも暮らしていける年金と医療費の補助があれば十分だと思います
貧しい方にどうしていただくか、自分は貧乏人です資産はありませんとご申告いただき、東京なら郊外の今は都心回帰で人が住まなくなったニュータウンを簡単にリフォームして、彼らがこじんまりと住む住居にすればいいでしょう、その原資は何か...ボクはフロー課税の消費税ではないと思います、リタイアした世代が一番お金持ちなのですからここから獲るべきです、はいフローではなくストックに課税する資産課税が一番いいと思います
親父が亡くなったときに相続税ってどのくらい払うんだろうと不安になりました、バブル直後のまだ土地が高い時期でしたが実際には払わなくて済みました、土地の大きさが60平米以下で駅前の商業地ではなかったからです、資産課税もこの原則に則ればフツーの人には何の影響もありません、リタイア世代のお金持ちに資産課税をして同世代の貧乏人の年金にする、これが一番景気への影響が低いと思います
銀座とか表参道の老舗が相続税で死んだ例があり、彼らがさらに苦しむことになる?なら土地が高い商業地は40平米以下に更なる減免処置をすればいいと思います、フロー課税の消費税は現役世代にさらにツケを払わす手段にしかみえません、とにかく貧乏な高齢者の面倒は同世代のお金持ちがみるのが一番理にかなっています、ナニナニこの人たちの発言力が今一番強いから無理だって?ハイおっしゃるとおりでございます(苦笑)
《追記》
コメントありがとうございます、零細業者とはいっても価格決定力を持っていればエエのですが、そういう例はアレなようでございまつ
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Comments
我々零細業者は、見積もりを内税で書けとクライアントから強要されますので、消費税up=売り上げの減少なのですよ。本当に弱い者いじめの税法だと想います。ますます個人消費が冷え込むだけじゃないんでしょうか。
Posted by: hakohugu | April 06, 2006 10:50 AM