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March 30, 2006

フランスの若者の初期雇用契約(CPE)・その2

昨日の記事毎のアクセスランクをみたら、「フランスの若者の初期雇用契約(CPE)について」書いた記事がなんと全体の50%近くになっていました、こんなことは今までにありません、でダントツで何故か朝8時のアクセス数が多い、それもヤフーのネット検索からがほとんどです、まそれだけ日本人もヨーロッパの話題ではあってもこのことに感心が高いという証拠です、どうにかしたいという思いが伝わってきます

人間の労働パフォーマンスは大卒を例にとると概ね入社2、3年の25歳まではマイナスで、この期間を過ぎると急に上がり始めだいたい40~45歳辺りでピークを迎え、それからはなだらかに下がって行くつう感じです、ところが日本の場合過去の給与体系は年功序列で、45歳以降子供が高校・大学に入学する辺りから上がって行き55歳辺りがピークになります、感覚的に言うと40歳までは給与<労働価値なのに45歳を過ぎると給与>労働価値になるわけです

人気ランキングはどうなっているんだろう?

本来給与=労働価値が望ましいわけです、でこの15年リストラとか成果報酬の名のもとにこの調整が行なわれ、特に大企業が利益を上げられる体質になってきました、この影響をモロに受けたのが、この間の雇用調整で雇われなかった今25歳から35歳の、香山リカさん曰くのいわゆる「貧乏くじ世代」です

この世代は団塊ジュニアとも呼ばれその数も多かったため余計に割を喰った格好です、30歳前の人たちは第二新卒などの美名のもと救われようとしていますが、問題は30歳から35歳の世代です、この世代を生かす方法ってないのでしょうか、この世代を救えば駆け込み出産^^も見込め、少子化もある程度解決すると思われるのですが...

《追記》
コメントありがとうございます、今日テレ東WBSでリベンジ就職ってやってました、簡単に言うと10年前に大手企業に入れなかった人が、今いる待遇の悪い中小企業から逃げ出して大手企業に就職しようつうことのようです、ボクは偏差値就職はやめるべきだと思います、10年経って不況になったらそういう外様から真っ先にクビです

それに今さら大企業に入ってもエリートは中にちゃんといますから、彼らの手足になるのがおちです、リベンジ就職もいいですがどういう立場で入るのか、自分が何をしたいのか、今何ができるのかをしっかり見極めるべきです、一番大事になのは仲間に支えられて行動することです、今流行りのケータイによる疎結合ではない、密結合の存在が大事だと思います

でもまあリベンジ就職できる人は考えてみればまだいいです、10年間フリーターをやって何も身に付けていない人を企業が採用するのか疑問です、たとえフリーターであっても、よしんば現場の第一線で経験を積んでいなくても、自分なりにいろいろ経験し、それなりに勉強しそのことがアピールできる人間に企業が優しいことを望みます

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Comments

まったく持ってその通りです。うちのコラムにも一度書きましたが、地方の現状はひどいものです。さらに、景気回復の恩恵を受けるまもなく3ヶ月連続での景況感悪化のニュースがありました。これから景気が地方波及どころか、下手したらさらに悪化ですよ。まったく。
 正確に言えば地方の企業も人を雇いたいとは思っているんですよ。唯長引く不況で、人材を育てる余裕がなくなっているのです。かといって即戦力が早々転がっているわけも無く、人が雇えないので仕事も増やせない、むしろ高齢化で仕事の効率は下がっていく、さらに人を雇う余裕が無くなる。というのを繰り返しているわけです。行政は最初の一押しをしてくれればいいだけなんですけどね。職業訓練の代わりに実際に企業で働いてもらえば何の問題もなくなるのに・・・。でもその制度をやっているのは新卒者用だけなんですよね。

Posted by: シルバニア | March 30, 2006 11:33 PM

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