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February 27, 2006

フランスも人種の坩堝(音楽とスポーツ)&中東紛争

フランスで移民の暴動が起こってから数ヶ月経ちますが、フランス特にパリに行くと良くわかりますが人種の坩堝だなと思うことがあります、ボクらはよくフランス人とかパリジェンヌとか言いますが、極端な話しそんなモノないんじゃないかという感じさえします

ボクが最後にパリに行ったのは10年近く前ですが、黄色人種は市内のルイビトンのショップ以外などでは珍しく、地下鉄なんか乗ると皆チラっこちらに視線を投げてきました、車内には肌の色が違う人がたくさんいて恐い感じがするときがあります

人気ランキングはどうなっているんだろう?

考えてみればブラックビューティと言われたマリ=ジョゼ・ペレクさんとかサッカー仏代表のアンリさんは黒人(チュニジア系?)だし、かのフランスの至宝といわれるジタンさんはアルジェリア移民です、そして悪名高い^^サルコジ内相がギリシャ移民であることは有名です

音楽業界に目を向けると、エディット・ピアフの再来、ブルースの女王といわれるパトリシア・カースさんはドイツ・ゲルマン系、日本では知られていないけどフランス国内では著名なジャン=ジャック・ゴールドマンさんはユダヤ系、そして越路吹雪さんが日本で流行らせた「サン・トワ・マミー(ゴマキ版^^)」「雪が降る」などのシャンソンの原曲を歌う、サルバトーレ・アダモさんにはイスラムの血が流れているのかもしれません

アダモさんはイタリアのシチリア島生まれでお父さんは炭鉱夫だそうです、彼がエルサレムを訪問したときに旧市街の様子に啓示を受け作ったといわれるのが、「インシャアラー(アラーの思し召しのままに)」という曲で、歌詞の中にレクイエム(死者のための葬送曲)を意識したというようなフレーズがあります、レクイエムというとモーツァルトの遺作とベルディの曲が有名ですネ、これらの曲のベースはキリスト教であるわけです.

そしてユダヤ系のゴールドマンさんに「コムトワ(貴方のように)」という曲がありますが、ホロコーストを取り上げたもので、彼らはワルシャワで結婚するはずだったとか、そのときまだ彼女は8歳だったというフレーズがあり、彼(女)は貴方のような良い時代には生まれなかったと哀しく歌い上げています、戦争に対する怒りを覚えるときはこの曲を聴きます、なのでボクをイスラム寄りと批判されるのは的外れだと思います

以上、今日は取り止めもなく書いてみました、ま日本もいずれ中国、韓国、フイリピン、インドネシアそしてイランなどの人と一緒に暮らす日が来るのかもしれません、いつもながらではありますが我々日本人も他人を気遣い、他人に寛容であれということで今後もひとつ宜しくお願いします<(__)>、自分の文化を押し付けるような我儘を言っちゃいけないと思います

《追記》
まあ考えてみればゴールドマンさんが歌う、ナチス・ドイツの所業ホロコーストはおぞましいものです、でもイギリス、アメリカ、フランスの三国は、本心は過去中世時代にメタメタにヤラれたイスラムの台頭を懸念してですが、自分たちの国に逃げ込んだユダヤ人の意を受け彼らへの贖罪の意味もあって、シオニズムといわれる流浪の民ユダヤの二千年に渡る国土復帰願望を利用して、中東のキリスト教、ユダヤ教そしてイスラム教の聖地でもあるエルサレムに非イスラムの楔を打つことを決め、パレスティナ人から土地を奪いイスラエルを建国したワケです

ボクはイスラエルの建国までは認めても、その後最初に与えられた小さな区画で静かにしてればいいのに、次第に増長し世界中から同胞をこの地に集め、領土拡大の意図を公にして入植政策を打ち出し、パレスティナ人のさらなる排除を図ったのは如何なものか、このことに反発したアラブ諸国との間に中東戦争が勃発してしまいました、まあ結局自分たちがナチス・ドイツにやられたことを、イスラム・アラブ・パレスティナにやり返しただけのことじゃないか、これが中東紛争の実態だと思うワケです

《追記2》
フランス:反ユダヤ差別大デモ 誘拐事件が続発とのこと、今度はユダヤ人が狙われて殺されたようです、フランス人、移民、そしてユダヤ人...まさに人種の坩堝です

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BRIC'sの次は、N-11ですか。ゴールドマン・サックスが、成長を期待できる11ヶ国を挙げています。韓国、メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、バングラデッシュ、エジプト、イラン、パキスタン、フィリピン、トルコ、ベトナム。コーヒー豆の産地や人口が多い国が目立ちます....... [Read More]

Tracked on February 27, 2006 04:17 PM

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