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February 21, 2006

イスラム教の生い立ち

僕の伝言板さんにユダヤ教の敬虔な信者の娘さんの話しが紹介されています、イスラム教、ユダヤ教、そしてキリスト教の安息日がそれぞれ金曜日、土曜日、日曜日であるというのは興味深いです、そしてこの3つの宗教の中でユダヤ教が最も古く、キリスト教とイスラム教に大きな影響を与えているようです、そのことはその聖地がいずれもエルサレムの旧市街にあるということからもわかります

今キリスト教はロシアを含むヨーロッパ全土とアメリカに拡がっていますが、その発祥は中東にあります、塩野七生さんの著作に詳しいですが、衰退期にあったローマ帝国がその力を利用しようとしてこれを導入したが、逆にローマ帝国そのものがキリスト教に乗っ取られてしまったというのが実態のようです、神聖ローマ帝国(カトリック)、東ローマ帝国=ビザンチン(ギリシャ正教)はその典型と言えるでしょう

人気ランキングはどうなっているんだろう?

イスラム教の生い立ちは6世紀と言われています、日本で言えば聖徳太子の約100年前の時代でしょうか、宗教としての歴史は浅いと言えましょう、今でもそうですがイスラム世界は少数民族の坩堝(るつぼ)です、古くから戦乱というか内乱が絶えなかったようです、イスラム教というのはそういう世界を束ねるために出てきたような宗教です、我々がイスラム教をみるにはまずそのことを理解する必要があると思います

世界の3大宗教というと仏教、キリスト教そしてイスラム教ですが、仏教とキリスト教は伝播したもので、こう言うとお怒りの方が出てくるかもしれませんが、ある意味存在の必要性がないともいえますが、イスラム教は必要性があって生まれたものです、ボクはこの違いが物凄く大きいのではないかと思います、このことが西欧社会とイスラム社会との言論の自由、表現の自由、ひいては民主主義のあり方を変えていると思います、ハイどちらも正しいのです、ですから両者とも相手を尊重するとともに、相手の生き様に寛容であることが重要だと申し上げているのです

《追記》
コメントありがとうございます、イスラムの断食も同じ発想だと思うんですけどネ、何か兄弟で長年いがみ合いをしているようで残念でなりません

《追記2》
コメントありがとうございます、この記事はイスラム教の生い立ちについてボクの認識を書いたものであり、キリスト教と仏教はその比較の対象としているだけです、キリスト教と仏教のどちらが血に塗られているのかの議論はこの記事には不要です、その点をご認識の上コメントくださるようにお願いします、そういうような議論をしたいならば、具体的な例を挙げない限り大きな誤解を招くことをご忠告申し上げます

《追記3》
お二方コメントありがとうございます、いろいろお考えあるようで、小豪族の諍いを避けるために誕生したという、あっしの考えを揺るがす事実は今のところないようでございますナ

《追記4》
コメントありがとうございます、これはあくまでボクのメモ帳であることをご理解ください、預言者は神から言葉を預かった人、予言者は未来を予言する人です、ところで「宗教の問題は難しい。難しいから、触れるのであれば熟慮しなければならない」と書かれていますが、アメリカとイランの関係が緊迫する今そんな余裕があるとは思えないのです、外交通と言われる人のイスラムに対する認識が甘すぎるつうか、西欧社会側からしかみていない人が多過ぎるのです、これは恐ろしいことです

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Comments

彼女からは色々なことを教えられました。「安息日」の根底にある考えは地球に安らぎを与えるという発想のようです。文明の力を使わないのもそうした理由です。

Posted by: katchan | February 21, 2006 05:04 PM

はじめまして
昔宗教をかじったものです。キリスト教の実態をしらなすぎます。日本人の宗教観を持ったまま世界の宗教を考えると大きな誤解をします。世界一の神の数を持ち、仏教の宗派もたくさん抱える日本人は、世界でもおかしな存在なのです。
同じ人間だから共通の感性はありますが、それに甘えると誤解します。
世界で最も血なまぐさい宗教はキリスト教であり、血の匂いの少ない宗教は仏教である。と言うことが認識できないならば、宗教の事はいわないほうが良いでしょう。

Posted by: 心象仙人 | February 21, 2006 11:52 PM

>イスラム教の生い立ちは6世紀と言われています
ムハンマドは570年ころ生まれ、632年に死んでおり、600年ころにアッラーの啓示を受け、イスラム暦の紀元であるヒジュラ(メッカからメディナに宗教共同体を移した)が622年なので、7世紀に成立したと言ったほうがいいでしょう。

>今でもそうですがイスラム世界は少数民族の
>坩堝(るつぼ)です
少数民族というのは、国家の中での多数派に対する少数派の意味です(実際には、数よりも権力を握っているかどうかで判断する)。日本だったら、ヤマト民族に対するアイヌ民族のようなもの。アラブ人、イラン人、トルコ人などは、それぞれ自分の国家を持っているので、少数民族とは言えません(パレスティナ人やクルド人は少数民族です)。

>イスラム教というのはそういう世界を束ねるために出てきた
>ような宗教です
イスラム教が成立した7世紀には、現在われわれが考えるような意味での民族(自分たちが同じ民族であるというアイデンティティをもった集団)は存在していなかったので、このように考えること自体にムリがあるのではないでしょうか?

>このことが西欧社会とイスラム社会との言論の自由、
>表現の自由、ひいては民主主義のあり方を変えている
>と思います
キリスト教は基本的に政教分離が原則です。イエスの「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」という言葉がそれを表しています(実際には、政治に教会が口を出すことは中世ではあたりまえだったけれど)。それに対して、イスラム教は政教一致が原則です。シャリーア(イスラム法)は、人民によって選ばれた議会が制定するものではなく、イスラム法学者(ウラマー)が聖典であるコーランなどをもとに制定するものなのです。

同じイスラム諸国でも、西欧的な民主主義制度の下で政治が行なわれているところと、そうでないところが存在します。イランなどは、イスラム復興主義(シーア派。正しくは「原理主義」ではない)の国ですが、民主主義国家であるはずのエジプトなどよりも、はるかに民主的に運営されています。しかし、同じイスラム復興主義(スンナ派のワッハーブ派)を標榜するサウジアラビアでは、国王が独裁的に政治を行なっています。ちなみに、サダム・フセイン支配下のイラクは、西欧的な政教分離を理念とするバース党が政権をとっていたので、西欧的な民主主義制度の国でした。

Posted by: 王子のきつね | February 22, 2006 01:49 AM

>×イランなどは、イスラム復興主義…
>○イランは、イスラム復興主義…
でした。(汗)

イスラムにかんする話は、コレを参考にすると(゚∀゚)イイ!かも。

中東TODAY
http://www.tkfd.or.jp/news/today/index.shtml

Posted by: 王子のきつね | February 22, 2006 02:01 AM

ムハンマドが「啓示」を受けなければイスラームは存在しないわけで、非ムスリムから見れば偶然誕生して西アジアから北アフリカを席巻しただけに見えますが。
必要性があるから「啓示」が降りるのでしょうか。
論理的におかしいように思います。

私ならイスラームは必要かと問われれば「否」と答えますが。

Posted by: 煬帝 | February 22, 2006 06:05 AM

宗教の問題は難しい。
難しいから、触れるのであれば熟慮しなければならない。
あなたは、軽く考えすぎだと思います。
預言者と予言者の区別がついていますか。

Posted by: ogu | February 23, 2006 11:16 PM

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