意欲ある者をロウアーミドルまで引き上げよ
木村剛さんが今朝書かれた記事「格差社会を嘆くだけで良いのか?」の中で、「国内における格差解消に注力した結果として、世界の競争において格差をつけられ、日本全体として没落していくようでは前途が危ういからです」とおっしゃっておられます、これは正論であります、ただ上だけを引っ張っていく今の自民党の新自由主義政策だけでは実現しません、大前研一さんの著書「ロウアーミドルの衝撃」に、ロウアーミドルであってもいかに楽しく暮らしていくかが書かれています
この本には「日本は成熟社会に突入した、フローに課税するのではなくストックに課税せよ」とか興味深いことがたくさん書かれていますが、意欲あるロウアーをいかにしてロウアーミドルまで引き上げるかについては書かれていません、意欲のないニートと呼ばれるようなロウアーは切り捨てて構いません、でも企業に相当の社会コストを強いることになりますが、意欲のある者を最低ロウアーミドルまで引き上げなければ、この国の行く末は危ういと断言できます、如何でしょうか?
《追記》
明日朝早起き^^をせねばと思っておりましたが、コメントをいただいたので簡単にご返事をします、やはりクルマにはエンジンと足回りが必要だと思うのです、エンジンはしっかりし始めました、でも今の日本は足回りがガタガタです、何とか立て直して欲しいと願います、さて速攻で寝ようw
《追記2》
信濃のコーヒー屋さんがインフレか増税かとおっしゃっていますが、ことの本質はいずれでもなく物価を下げて暮らしを楽にすることと中産階級復活による増収でしょう
コメントありがとうございます、斉藤さんのおっしゃる意欲のある者とはアッパーミドル以上を目指す者ですネ、こういう人たちは今がロウアーであっても自分たちで何とかできるので心配していません、ボクが言っている意欲のある人たちとはそんなレベルの高い人たち^^のことではありません、自分で何とかできるまでの能力はないけどヤル気はある者つうことです
《追記3》
コメントありがとうございます、詳しくは明日の午後に書きますが、皆さんが言う「意欲のある者」って相当レベル高いんですね、正直ビックリしました、ボクが言っているのは本当は月給30万円は貰ってもいい仕事をしているのに、派遣とか零細企業で月給15万円程度でコキ使われている人たちのことを言っています
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Comments
いや、全く同感です。
コメントが全然ついていなかったので、
させてもらいました
ゴーログの記事も読んでますが、
米豪など白人国で出会ったアジア人(中・台・韓)が
裕福であっても、
向上心が強くて驚きました。
もちろん、海外で頑張っている日本人も
大勢いるのですが、
日本の若者は、
やっぱり、総じて平和ボケですよね
(自戒の意も含めて)
何か次の手を考案しないと
国力が低下してしまいそうです
Posted by: 通りすがり | February 24, 2006 01:30 AM
「意欲ある者をロウアーミドルまで引き上げよ」。これが現実化しているので、東南アジアやインド、中国で、膨大な数の中流層が生まれつつあるわけです。もしも日本の国内で意欲ある者をロウアーミドルまで引き上げた場合、その多くは外国人になるでしょうし、実際コンビニやファーストフードなどの現場あるいは舞台裏では、そのような現実が進行しています。
Posted by: 斉藤久典 | February 24, 2006 04:54 PM
初めてですが、書き込ませていただきます。
ブログ主さんのおっしゃられる
>ボクが言っている意欲のある人たちとは
>そんなレベルの高い人たち^^のことでは
>ありません、自分で何とかできるまでの
>能力はないけどヤル気はある者つうことです
これらの人たちをいかにしてロウアーミドルまで
引き上げるかについての私の考えですが、
「社会が、チカラある者が、上に立つ者が
通念や世間体にとらわれることなく自分自身で
“コイツ、面白い!”と感じた者を“あれダメ
これダメ、全部ダメ”と単に否定の縛りを
掛けるのでなく、ブレイクスルーを感じさせる
要素を持っていたら、たとえ失敗しても
成功させるまでやらせてみる、という大度量、
フトコロの深さを持つべき」
これだと思っています。
若者の多くはカネもチカラも無いんだから、
やっぱり上に立つ者が音頭をとらなきゃ
誰も踊ってくれないし、これまで貯めこんだ
カネも使わなきゃ意味無いのだから、首が
回る範囲内でいいから(笑)後世のために
使ってくれたらと思う次第であります。
Posted by: こりじょん | February 25, 2006 12:22 AM