麻布十番で池波正太郎を気取ってみたかったが...
昼下がりで仕事が一息ついたので、次の約束までの合間にメシでも食べようと思い、この方のように浅草ではなく次の訪問先の近場にある麻布十番に出没...地下鉄麻布十番駅の5b出口より外に出ます、そうするとそこに拡がるは麻布十番とは思えぬ殺風景なお姿
ハイ、ちょうど来年1月竣工を目指して1階が医院になると思われる、12階建てのオールワンルームのマンションを建築中でした、ブラブラ麻布十番を散歩すると他にも建設中の物件があり、麻布十番の景観にも今後若干の変化がありそうです、古き良き江戸の風情を壊さないようにお願いしたいものです
さて、蕎麦屋はないかと探していましたら、十番商店街に入って直ぐのトコに「永坂更科」の文字が飛び込んで来ました、外観が良くとにかく腹が減っていたので入りました、当然池波正太郎さんのように「お燗&ヌキ」で決めたかったのですが、さりとてそうはいかず3つあるもり蕎麦のメニューの中から「御前」なるものを選びました
3つの内訳は蕎麦の実の芯だけを挽いた真っ白な細い「御前」、石臼で挽いた太く色の濃い蕎麦、そして抹茶を入れた茶蕎麦でした、この「御前」シコシコとしてとても美味しく、初めて入りましたがさすがに伝統のある店ではないかと思った次第、当然天ざるとか鴨せいろとかいったメニューもあり、鴨汁だけで一杯やりたかったのですが...
この店の問題は内装です、新しくなってから照明が明るくなったそうで、座ったトコが別だったので材質を確かめませんでしたが、中のテーブルとか椅子の色が妙に安っぽいんですよね、どうせなら高橋英樹さんの桃太郎侍に出てくるような、江戸風のテーブルとか椅子に欲しかったと贅沢を言ってみます、その後そんな時間もなかったので近くをブラブラとしました
「永坂更科」の目の前に「モンタボー」という、駒沢と浜田山に支店があるパン屋さんがあったので入りました、蕎麦だけじゃ足りないつうこともあります、そこの一番人気は少し大きめの牛乳パン、今日の夕飯にしますが皆さんが買っていたようです
モンタブローのパンを片手に散歩をすると、カフェドクリエが目に入りました、さすがにパリ風のカフェで人様の店のパンを食べるのは気が引けたからです、カフェオレが300円...蟻蘭、若干高いなと思いつつ、まいっかと席について、カフェオレを飲みながらモンタボーのベーコンパンをむしゃむしゃ、おいちい
さて、日経エンタメの品田さんがご自身の本「日経文庫・ヒットを読む」で今は神楽坂、麻布十番、中目黒の時代と言っていましたが、何だか景観とか街の雰囲気はまだ昼下がりなので不明ですが、サンクスの看板にあの赤ではなくシルバーを使わせていたので、まだ抑制が効いているとは思いますが、少々衰退気味と危惧した次第です
《追記》
「モンタボー」は全国81店舗を展開しているチェーン店でした、「永坂更科」は麻布十番が本店で、新宿タカシマヤ・タイムズスクエア、みなとみらい、東池袋などにも支店があるようです、そこの土地だけの店って少ないですネ
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