民主党に外交・安全保障を任せられるのか?
民主党参議院議員・藤末さんのブログの日中ビジネスネットワークで講演「経済vs安全保障」という記事を読んだ感想です、正直に言います彼に経済は任せても安全保障は任せられません、ハイ同じ民主党であっても前原さんなら任せられますが藤末さんでは駄目です、その理由は下記↓の通りです
こういう意見が横路さんあたりから出るならまたかで済みます、でもそれ以外の人から出ると民主党の支持者からも民主党を忌避する人がゾロゾロと出て来るんじゃないかな、そんな悪寒がします、ボクは小泉さんの相手に理解を求めない外交には反発します、でもこういうおめでたいことを言ってはいけません、外交・安全保障で余計なことを言う必要はないのです
●藤末さんのご意見
経済面での特長は、中国から見た最大の貿易相手が、日本でなくなった、ということです。欧州、米国の次、3位になっています。政冷経熱といいますが、実は経済も冷であるということです。
●ボクのコメント
こういう数字は順位で話すべきはない中味で話すべきである、2000年からみると日本も大きく伸びている、2004年度は数字上確かに3位ではあるが欧州、米国と大きな差はなく、確かに問題なしとは言えないが、藤末さんの言うように経済も「冷」と断言するのは詭弁という見方もできる、ただ欧州が大きく伸びているので、その原因を探り対策を講じる必要がある
●藤末さんのご意見
中国のひとが「中国は、海への出口がほしくて台湾問題にこだわっている。日本を侵略できるような装備にはなっていないはず。中国の考えをもっと洞察してはどうか。」と教えてくれました。なるほどご指摘のとおりです。
●ボクのコメント
中国の人は当然そう言う、まず中国に海への出口を与えるのが日本にとって国益か否かを考えよ、外交・安全保障とはそれが日本の国益でなければ、あらゆる合法的な手段を駆使して相手を抑え込むべきモノ、そして現在は日本を侵略できなくても、容易に転用できる装備か否かのチェックが不可欠です
それが明らかでないなら、「なるほどご指摘のとおりです」などと本心でそう思っているようでは困る、この発言は例え外交辞令であっても問題視される内容である、いくら精華大学の客員教授で中国との縁が深いとはいえ、以前の学者ではなくもう政治家なんですから、「そうお考えなんですね」くらいに止めて置いて欲しい
●藤末さんのご意見
日本5兆円>中国3兆2千億円
●ボクのコメント
中国が軍拡をするなら日本も軍拡をせざるを得ない、軍備とはそういう性格のモノ、当然中国軍拡には徹底的に拘るべき、彼らが大きくなって手に負えなくなってからでは遅い、現代戦争は兵員数がすべてではないが、兵員給与は圧倒的に日本の自衛隊の方が高いハズ、もっと装備の中味をみるべきであり、防衛費が中国の方が少ないというので安心してはいけない
《追記》
本日ちょうど横路さんが前原さんのことを「戦前の青年将校」とお言葉を述べられたようです、小沢さんも代表選に出馬とか、自民党も民主党もこの国の政治家どもは、本当に国民のことを考えて行動しているのであろうか、哀しくなるばかり...
《追記2》
コメントありがとうございます、おっしゃる通りだと思います、今日テレ朝のサンプロで前原さんが新浪さん、宇野さん、平野さんの若手経営者たちと対談をしていました、内政で自民党と違う方向がようやく出ていました、NHKに安倍さんが出ていましたが上の力で日本の活力を引き上げようという発想ばかりです
これはこれで間違いではありませんが、併せて年収200万円のフリーターに光を当てるという考えは彼にはありません、このやり方では分厚い中間層に守られたかっての日本は復活しません、ボクは彼らに適正な給与を払う仕組みをつくれと思っていますが、このあたりはフリーターの低賃金労働で潤っている、大手企業から支援を受けている自民党には無理です、民主党・前原さんにはここに注力していただきたいと願います
ボクは小児科医を重労働から守るのは、結婚で退職された看護士さん、薬剤師さんなどの活用だと思います、彼(女)たちを保育士とともに託児所の現場で活用すれば、保育士不足で託児所がないという問題点と、お母さんが無闇に小児科医に連れて行ってしまうことで、手当てが必要な乳幼児に手が回らないという愚を避けられるのではないかと思います、如何ですか?
《追記3》
再コメントありがとうございます、本当に現場の意見は貴重ですね、この意見の通りやればいいのに何故出来ないのって素直に思います、ボクの記事よりもこういうコメントを読んでいただきたいと願います、今日もNHKの猪口さんが出演した議論をきいていましたが、本質的な議論かというと?です、つい東洋大の助教授がカワユイなぁ^^;と不純な見方をしてしまいますたw
《追記4》
コメントありがとうございます、この数字はあくまで中国大本営^^発表のモノです、実際の軍事予算は10兆円を超えていると言われていますね、こっちの数字の方が事実でしょう、それに兵隊にかかる人件費が大幅に違いますから実質的な差はもっと凄い、それとだから「ボク」を使っているのですよ
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Comments
民主党が政権を欲しいのなら、微妙な東アジア外交には触れないのが得策でしょう。外交なんて裏と表が複雑に絡み合い、持論一つを主張すればそれで済む問題ではありません。
幸か不幸か今の日本は外交問題に血道を上げなくても、内政に難題が山積しています。選挙で国民が関心があるのは内政問題で、これに対して自民党とどう違う政策を掲げ、その政策が自民党より具体的でなおかつ「こっちの方が良いのかもしれない」との印象を持たせる事が政権への早道です。
少なくとも中国問題に血道を上げてもさしたる争点に成るとはどうしても思えません。前原代表がアメリカで打ち上げ花火のように持ち出した、中国脅威論への党内反動の一つでしょうが、こんな神学論争に明け暮れているようなら、かつての社会党のように党内抗争だけで凋落してしまうんじゃないでしょうか。
Posted by: Yosyan | January 15, 2006 11:54 AM
哀れな小児科にご同情ありがとうございます。でも託児所や保育所が足りなのは保育士さんが足りなのではなく、建設予算が無いからです。またたとえ作っても採算が合わないからです。
採算さえ合えば幾らでも出来ます。たとえば現在雨後のタケノコのように続々と出来る老人保健施設ですが、あれは介護保険の恩恵で作れば莫大な利益が計上できるからです。
一方で整備がようやく叫ばれている病後児保育ですが、あれはうちでも試算しましたが、夢のような効率で運営して辛うじてトントン。現実的には20万から30万の赤字がどう転んでも出ます。そんな経営形態しか提供しないのが今の少子化対策です。
それと看護師や薬剤師では最終的に不安が強い新米ママさんを安心させるのは難しいところがあります。現在の育児では伝統の育児技術の伝承が既に途絶えており、氾濫する育児書やネット情報に右往左往する状態で、最後は「小児科専門医」でないと安心してくれないという側面があります。もうこの世には「おばあちゃんの育児の知恵」が消滅しているのも覚えていても良いかもしれません。
Posted by: Yosyan | January 15, 2006 01:17 PM
ええと
中国の軍事費が3兆いくらってのは嘘ですよ
10兆円は軽く超えているでしょう
ただアメリカ国防省試算ですが
反対に日本は4年連続で縮小していますけど
防衛費4年連続マイナス ミサイル防衛を重点化
2006年度予算財務省原案で、防衛関係費は05年度当初予算比0・9%減の4兆8137億円となり、対前年度比で4年連続のマイナスとなった。冷戦型装備とされる戦車の調達やF15戦闘機の改修などを抑制する一方、ミサイル防衛(MD)関連予算を本年度比201億円増の1399億円計上するなど重点化、「新たな脅威」への対応を重視したのが特徴だ。
来年3月に取りまとめ予定の在日米軍再編に伴う経費は、地元調整が必要なため予算計上を見送り、06年度補正予算などで対応する。ただ米軍普天間飛行場の移転先となるキャンプ・シュワブ沿岸部など6基地の調査費3億円は05年度補正予算案に盛り込んだ。
在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)は米軍再編に伴う将来的な負担増を見込んで、06年度では提供施設整備費を過去最大の削減率で170億円圧縮、本年度比7・4%減の2151億円とした。
(共同通信社)
日本周辺諸国の軍事
http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/FrontPage
↑ここ見たら鳥肌が立ちますよ
新空母に新戦闘機、新戦車、新原子力潜水艦
それと一人称がボクってのは子供っぽくないですか?
少年漫画のノリで生き続けているというか
真面目な事を仰られても自称がボクだと
力が抜けてしまいます( ・ω・)
Posted by: 橋元洋平 | January 29, 2006 04:53 PM