東京にハイエンドな商業施設ばかりができるが…
テレ東のWBSをみていたらこれから東京にできる商業施設はハイエンドのものばかりのようである、今日は表参道の同潤会アパートの跡地にできる森ビルの表参道ヒルズを紹介していた、通りからみると3階建てと低層で特に何の変哲もないようにみえるが、実際は地下が6階もあり相当大きな施設になっているようだ
中を紹介していたが、地下6階から地上3階までが吹き抜けになっており、相当豪華なものになるようである、高名な建築家である安藤さんの設計ということで、確かに相当高感度のいいモノになるようである、でも前の記事で同じような吹き抜けを多用したコレド日本橋を紹介したが、客が入っているのは地下のスーパーだけで、他はそんなに入っていないようにみえた
事実六本木ヒルズでも多くの店は人で賑わってはいるが、実際にモノを買っていく人は少なく苦労している店舗が多いともきく、上記の表参道は細長いうなぎの寝床のような立地であり、場所柄高級なモノを造りたいのは良くわかるが、既に東京駅付近は駅を挟んで同じようなモノが溢れて見苦しくなっている、六本木の防衛庁跡のコンセプトはどんなモノなのか興味がある
こういうところで買い物ができる富裕層はそう多くはない、近くの六本木ヒルズと同じようなコンセプトで造るとドボンするような気がする、ハイ吹き抜けを多用するような豪奢モノはもうイランと思う、如何だろうか?もちろん住居棟に入居する人たちは富裕層が多いので、高級食材を扱うスーパーは必要ではあるが...
では、どういったものを造るべきだったのか、ボクはこの防衛庁跡のコンセプトは六本木ヒルズとは違い、ハイエンドな商業施設ではなく、若者が集まり楽しめるような施設を造るべきではなかったかと思う、意外に思われるが東京都内にはJ-POPのコンサートとか、PRIDEなどのスポーツイベントを実施できる施設はないと言っていい
こういうコンサートとかイベントは特大の東京ドームを除けば、都内から30~40分かかる大宮の埼玉スーパーアリーナか、新横浜の横浜アリーナで行なうことの方が多い、九段下の武道館とか原宿の代々木競技場第一体育館があるという人もいるだろう、でもこれらの施設は41年前の東京オリンピックのときに造ったもので既に老朽化が著しい
それに都内有数の歓楽街である六本木にこういうモノがあるというのは大きい、週末の昼からふらっと出てきて、まずは麻布十番商店街とか六本木ヒルズなどを散策、夕方からは防衛庁跡でコンサートとかイベントを楽しみ、食事をした後はまんまクラブなどで朝まで騒ぐ...六本木はそういうことができる街なのだ
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