検査体制の民営化が間違っていたのか?
今朝のBS-i(TBS系)の番組でミスター円こと元財務省の榊原さんが、検査体制の民営化が間違いだと発言していた、さすがに元お役人様のお言葉であるw、専門外のことに口を挟まない方がいいと感じました、彼の言っていることが正しいならイーホームズとかERIなど民間の検査会社が偽装マンションの検査を通しても、地方自治体はそれをアッサリと見抜くはずである
でも平塚市とか大田区など地方自治体も槍玉に挙がっており、実態は決してそうではない、それに偽造を見逃したイーホームズの検査官たちは、すべて地方自治体からのお下がりじゃないですか、前の記事にも書きましたが構造断面図と鉄骨量をみれば、玄人なら明らかにおかしいと思わねばなりません、抜き取りで10件に1件でも厳しい検査を行っていれば分厚い構造計算書のウソも見抜けてますよ
問題はただひとつ利害が相反する方たちのダブルチェックが利いていないだけでしょ、この問題は住宅ローンを販売する金融機関とか、損害保険会社の資本が入った検査機関が建築確認をすれば事態はここまで悪化していないはずです、もし分譲したマンションが偽装されていれば金融機関か損害保険会社も、ヒューザーのような建て主とともにその連帯責任を負い、住民にかかる債務はなくなるとすればいいわけだ、如何だろうか?
《追記》
コメントありがとうございます、結局不正を誘発するような法律でしかなかったということですとのこと、おっしゃるとおりですね、この事件を契機に直ることを節に期待します
《追記2》
コメントありがとうございます、榊原さんは外為以外はあんまり信用できませんな、FOMCの動きをどうみているかは参考にしますが...
The comments to this entry are closed.
Comments
これはマルセルさんのお書きになった通り.役人は見抜けなかった.そして保険会社やデベロッパーが損失を全額補填するような仕組みになっていれば,それこそ他の設計建築士に検査依頼をしてでも,安全性をチェックする筈ですし,アメリカのように現場に張り付いて,建設会社が不正を働かないか,監視する筈.結局不正を誘発するような法律でしかなかったということです.金融機関も役人も,不良債権をマンションという金の成る木に換えてくれる建設会社やデベロッパーと一蓮托生,グルだったということですね.
Posted by: tantanmen | December 18, 2005 09:40 AM
必ず小泉改革は失敗して株は6000円になると断言して、
予想が外れてもなんら反省の弁を語らない嘘吐き榊原の言うことなんぞ信用してはいけません。
役人が当時年間いくつの構造検査の案件を抱えていたかご存知ですか?
一人当たり600件だそうです。
榊原は嘘吐きの上に恥知らずです。
あぁもへらへら笑っている顔を見ると虫唾が走りますね。
Posted by: 佐衛門 | December 18, 2005 11:11 AM