企業にカネが余っている、どう生かすのか
テレ東WBSによると今企業にカネが余っているのだそうです、ある人にきいたら企業のフリーキャッシュフローはバブル期の倍になっているとのこと、売上大幅増という話しはききませんので、企業の血の滲むリストラが功を奏し、人件費などのコストが大幅に下がり、利益が上がっているというのが実態と思われます
ただ内需で儲かっているのではなく、中国を中心にした外需の方が大きいようです、特に鉄鋼、造船、運輸、建設機械などはその典型的な例です、今後は如何に内需を伸ばすかにかかっています、そして銀行も不良債権の処理がほぼ終り、中小企業などへの貸し出しに熱心になっていると言っていました
さて、昨日のクローズアップ現代で言っていましたが、岩手県などの地方から製造業が撤退して苦しんでいるという話しをききます、ところが一方でシャープの亀山工場などに代表されるように、一部の地域では工場の日本回帰も始まっているようです、九州には大型工場の建設プロジェクトがいくつかあるとききました、景気回復もまだら模様ということなのでしょう
この動きを掴むには、地方自治体が企業の戦略にあった誘致ができるかどうかにかかっています、まずはその地域でどんな人が雇えるかです、企業には人が財産なのです、特に若い技術者の教育、育成がキーです、旧態依然とした教育では駄目です、これからどんな企業が伸び、どんな技術が主流になるのか、その大きな流れを地元の工業高校などが、自ら伸びる企業とコミュニケーションをとって掴んで行くことだと思います
そして、高度な製造技術のブラックボックス化など、いかに日本の知財を守り育てて行くかも大切です、そしてセントレアに代表されるような物流設備です、岩手県なら花巻空港の物流空港としての活用です、このへんが上手く行けば人が豊かになり待望の内需が上がります、上が引っ張って底上げをするということになれば一番良いのですが、何とか極端なニ極化にならずに内需が拡大して欲しいものです
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