盗作とインスパイア
集英社:盗作認め、お詫び 「すばる」掲載の篠原さん小説とのこと、そして橋田壽賀子さんの「ハルとナツ」にも以前作成されたドキュメンタリーの盗作疑惑があるようです、極め付けは今回のAVEX社による「のまネコ騒動」で、AVEX社はモナーからインスパイアされたという言葉で逃げ切りをはかりました
インスパイアといえば、かの楽聖(アマデウス)と謳われたモーツァルトは大先輩バッハへの憧憬を隠しておりませんし、彼のハイドンセットとよばれる弦楽四重奏曲は彼の敬愛する先輩、ハイドンの音楽からインスパイアされ作曲されたものです
もちろん、彼の名誉をかけて言いますが決して盗作などではなく、すべて彼のオリジナルであり、ただその中に敬愛する先輩のテーストが含まれているに過ぎません、なので、ボクはこのインスパイアという言葉を不用意に使ったAVEX社に深い怒りを感じます
インスパイアとはあのような安直な盗作まがいのモノをいうのではありません、例えばラヴェルの流麗な音楽は彼の先輩ドビュシーが創り出した、フランス流色の音楽を引き継ぐものです、彼が編曲した「展覧会の絵」というオーケストラ曲は色に満ち溢れた名曲であり、原曲のムソルグスキーのモノクロームともいえる名ピアノ曲と対極をなす鮮やかさで聴く者を魅了します
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