自殺者3万人超えを考える
年間の自殺者が3万人を超えたそうです、交通事故による死者は年間8千人を切ったそうですから、その数ざっと4倍ということになります、その多くは40、50代のいわゆる働き盛りの男たちらしいのです、僕なんかも過去に自殺を考えたことはありますが、さすがに恐くて実践するまでには至ってません、昔恋人に振られたアイドルが左手首にカミソリをあてたなんてことも話題になりましたが、正直そこまでする勇気はないですね、はい自殺には勇気がいるのではないかと思ってしまいます
そして、何で自殺まで追い込まれてしまうのでしょう、自殺する方はどんな人たちなんだろうと有名人をみてみると、古い順に田宮二郎さん、沖雅也さん、伊丹十三さん、古尾屋雅人さんなどです、奥さんの後を追った作家の方もいらっしゃったと思います、僕なんかの感覚だと伊丹十三さんなんかは特に信じられないです、もしかすると、自殺は追い込まれてするものでもないのかもしれないなぁ、彼はやりたいことがなくなったのかもしれないと思っています、人によって違うのでしょうけれど「謎」です
僕なんかはいい音楽聴きたい、人と楽しい時間を過ごしたいので死にたいとは思いません、でも楽しいことができなくなったら、身体がいうことをきかなくなったら、人の助けがないと動けなくなったら、本当に自殺を考えるかもしれません、でもそれは70を過ぎてからだと思います、なので40、50代のいわゆる働き盛りの男たちが死ぬのは「何でだ~」という思いで一杯です
《追記》
コメントありがとうございます、僕は自分の楽しみを持っていない人が多いんじゃないかつう気がするんですけどねぇ、僕は追い込まれると音楽を聴きます、特に生音を聴くと何故死ぬんだよと素直に思いますネ、試合も観れないのにタイまで行くサポーターは正直変わってるなぁとは思いますが、前々から準備して仕事に穴を開けなければOKです、穴を開ける奴は許しませんけどネ
《追記2》
コメントありがとうございます、そうですか原因は「うつ病」ですか、親戚に患者がいますが、精神病って周りの理解が薄いから大変なんだよねぇ、それにしても3万人というのは凄い数字です、弱っている人が多いということですね(泣)、
自衛官の自殺が増えているという話しですが、それはある程度理解できるのです、それはアメリカ軍の縮小に伴い、自衛隊の責任が増しているからだと思います、日本という国は日本人自ら守って行かなければいけないのです、でも彼らの心の負担はできるだけ減らしてあげるべきです、その意味でも隣国にはある程度強く出る必要があると思います、でも政府の隣国と日本国民への説明不足は深刻です、意味不明の言葉「適切に判断する」でわかる人がいるとは思えません
《追記3》
TBありがとうございます、将棋に年齢制限があるのはその人の将来を考えてのことと聞いたことがあります、「自己責任」でもいいのかもしれませんが、確かに26歳にもなってプロになれない人はあきらめて別の道があるうちに転進した方がいいのでしょう、将棋バカにならない限りトップは望めないともいいます、僕には既に大きな夢はありませんが、何かを残したいという希望は持っています、それでいいんじゃないでしょうか
《追記4》
コメントありがとうございます、結婚を控えた友人の後輩が自殺ですか、何があったんでしょうね
《追記5》
コメントありがとうございます、「私は、こういうストレスを与える職場環境や人間関係は、間接殺人ではないかとさえ思います」とのこと、ある方が頼りにしていた部下に自殺されたという話しを人伝にきいたことがあります、確かにきつく当たってはいたのですが、部下を育てるためだと思って追い込んだのだそうです、いじめではなく愛情を持って臨んだつもりだったが、自分に余裕がなくなったときにフト部下に発した言葉が、自殺への引き金だった思うとのこと、正直恐い話しです、でも人間はある程度は追い込まないと駄目というのがありますから、そのさじ加減は本当に難しいです
《追記6》
コメントありがとうございます、「私は急激な価値観の多様化に伴う生活様式の変化と経済状況ではないかと思います」とのこと、確かに子供が一番カネのかかる時期に年収が300万円になってしまうオトーサンがいるわけで、ある意味大変な時代です、会社に若い頃活躍して貢いだカネを返してクレと言っても、既に会社は年功序列から成果主義年俸制に大きく変貌しており、「今のチミにはこれくらいしか払えないよ、何なら辞めますか」と言われてチョン、しがみつくしか能がなくなっているのに気付き唖然とするとか、今時よくきく話しです、でもまぁ「公立中学は少年院」などと言っていられるうちが華のようです
《追記7》
コメントありがとうございます、「自殺者を擁護し過ぎではないのだろうか」とのこと、正直落ち込んだことのない強い人が言う言葉だなと感じました、僕はそこまで強くはないし、逆にこういう強い人が折れたときは脆いような気がします、おっしゃることはわかりますし、一面の事実ではあります、問題のない人が自殺するはずもありません、でもうつ病になった人をそこまで追い込む文章を書くのもどうかなと思います、「前だけ向いてたら、いつまで経っても単調な風景しか見ることが出来ない」とのこと、僕はこのことに反対です、過去を郷愁しても意味はありません、前(=未来)に楽しみをみつけないと駄目だと思います
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Comments
年間3万人は超えは結構前から言われてたような
40代とかはやはり時代の変化に追いつけない所為もあるんじゃないかと(と言っても推測越えをしないのでなんとも…)
自殺と言うのは、まわりに同類がいるからできることで、
動物や昆虫に一見その種がなくなってしまう自殺行為が、その種を存続する為の一過性の現象があるとか。
けど、それを当てはめるのは流石に自分も抵抗があるのですが…
>人の助けがないと動けなくなったら、本当に自殺を考えるかもしれません
希望があれば、自殺をしたいという選択以外にその道を選ぶ可能性があります(例えば、リハビリを続ければ少しは動けるようになるとか)
希望が無い。他の選択肢が見つからない。と言うのは大きい気がします。
Posted by: suika | June 10, 2005 06:17 PM
こんばんは。
働き盛りの人が自殺するのは、そのほとんどがうつ病と言われています。
僕はまだ22歳ですが、1年ほど前、うつ病になり、自殺しかけたし、いつそういうことをしてもおかしくない精神状態でした。
日本では、いろんな複合的な理由からうつを認めないというか、異常視してしまうので、余計に拍車がかかっているんだと思います。
さらに自分自身がうつだと気づかずにうつが原因で事故や自殺になっている人も考えれば、うつ病が原因で無くなる人は相当多いかと思います。
尼崎の脱線事故の運転手も、断定はできませんが、少なくとも通常の精神状態ではなかっただろうと思います。
うつになる人は、まじめで、正義感があり、責任感のある、そして人に気をつかう、本当にいい人がほとんどです。
だから、そういうことも知らずに、うつの人を精神論で丸め込もうとしたり、自殺しようとする人を悪く言う人がいると、腹が立ってなりません。
国をあげてのうつへの理解が早急にされるように願いながら、自分自身できることをこれからもしていきたいと思います。
今日はつい、長いことかいてしまいました。
こういうことは、自分自身人ごとではなかったので・・・。
似たような記事もTBさせていただきますね。
Posted by: 兄やん | June 10, 2005 06:20 PM
はじめまして。
TB有り難う御座いました。
確かにしゃれにならないハナシです。私の場合、殆どが同世代ということも、なおのこと、しゃれになりません。私の周りでも、自殺に限らず精神病など、すぐに数人思い当たるわけですから・・・。
昨日も、友人と車に乗っていたら、その友人に電話があり、後輩が自殺したとのことでした。よくよく、聞いてみると、婚約が決まったばかりだったとか・・・。何ともやりきれない世の中となったもんだと・・・。
Posted by: 池田平太郎 | June 11, 2005 04:57 PM
TBありがとうございます。自らの命を絶つ人々の悲しみと絶望を想うと、何ともやりきれない気持ちです。私は、こういうストレスを与える職場環境や人間関係は、間接殺人ではないかとさえ思います。最近日本では、目に見えない暗闇が人の心を次第に蝕んでいるような気がします。
Posted by: hakohugu | June 13, 2005 08:18 AM
確か3万人を超えたのは今回で7年間だったような気がします。その前も3万人僅かに切るくらい。色々問題ありますが、単純計算で7年間で21万人ということは厚木市の人口に匹敵します。7年間で厚木市が消滅したと同じことですね。湾岸戦争でも、この前のイラク戦争でもそんなに死んでいませんよ。もう戦争ですね。ちなみに私の住む神奈川県でいけば3万人は大磯町、葉山町の人口に匹敵します。自殺する人がほとんどが働き盛りの納税者ということを考えると、少子化問題とともに大変な問題です。原因は?。私は急激な価値観の多様化に伴う生活様式の変化と経済状況ではないかと思います。急がれるのは景気回復と雇用安定。価値観に関しては教育にも責任があると思います。しっかりした教育がなければいけません。私の周りでは公立中学に入れるのは、まるで子供を少年院にでも入れるかのような会話が親の間でなされています。困ったものです。
Posted by: yurikamome122 | June 13, 2005 02:59 PM
自殺者を擁護し過ぎではないのだろうか。
>こういうストレスを与える職場環境や人間関係は、間接殺人ではないかとさえ思います。
ストレスを与えない仕事とは、どういう仕事なのか具体的に教えて頂きたい。
以前に、ストレスを与えない仕事なんて恐らく無いであろう。
当たり前の話だが、社会に出たとなると、自分のする仕事に対し常に責任が付きまとう。その責任という重圧が、ストレスと言う形で返って来るのは当然である。
ストレスの溜まらない、要するに責任の無い仕事を求めると言うのは、あまりにも身勝手過ぎるのではないだろうか。
溜まったストレスを発散する術を持っていない、または、溜まったストレスに対処出来なかった自殺者にも問題あると、私は思う。
>うつになる人は、まじめで、正義感があり、責任感のある、そして人に気をつかう、本当にいい人がほとんどです。
人間の長所を表す言葉が、この文には「まじめ」「正義感がある」「責任感のある」「人に気をつかう」の4つ書かれてある。
しかし、これらは本当に人間の長所を表す言葉なのだろうか。
まじめ、言い換えれば、息抜きを知らない。
正義感がある、言い換えれば、柔軟な発想が出来ない。
責任感のある、言い換えれば、物事に縛られる傾向にある。
人に気をつかう、言い換えれば、自分のことが分かっていない。
これらの言い換えを加味し推敲すると、自殺者にも問題があることが理解出来るであろう。
>僕は自分の楽しみを持っていない人が多いんじゃないかつう気がするんですけどねぇ。
私の言いたい事を総括するとこう言うことである。
前だけを向いて人生の道を歩むのは簡単である。しかし前だけ向いてたら、いつまで経っても単調な風景しか見ることが出来ない。そのうち飽きてしまい、やめたくなる(=自殺)。
時には後ろを振り向くこと(=自分の楽しみを見つけること)が重要なのではないだろうか?
Posted by: 匿名 | July 02, 2005 04:29 AM