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April 05, 2005

冤罪の後始末・5人が毒殺されたという事実の重み

毎日MSNニュースによると 「名張再審決定:死刑確定から33年「ついに勝ち取った」」 と出ました、冤罪の疑いが濃いのあれば33年経とうが再審を行うべきです、ただ、重大な問題がひとつ取り残されています、それは ”5人が毒殺されたという事実の重み” です、実際に5人を殺害した真犯人は捕まっていないのです、こういう事件に限ってもいいです、再審が行われると同時に、過去の記録をつぶさに調べ、何故真犯人を割り出そうとしないのですか、死刑が確定してからの33年は殺人事件の時効に組み入れないという特例を作ってもいいんじゃないですか、そうしないと、冤罪を被った方の怒りはもとより、殺された5人の方の魂が浮かばれません、遺族の怒り・悲しみも解消しません、そういう議論もして欲しいです、ジャーナリストの方が取り上げて問題提起されてもいいんじゃないですか

《追記》
TBありがとうございます、「無罪になっても名張に帰るところないでしょうに」とのことですが、そういう問題とは違うと思いますよ

《追記2》
TBありがとうございます、「センセーショナルで容疑者はもちろん、被害者まで傷つけるような犯罪報道はしたくないし、やめるべきだと思う」とのこと、まさにその通りですね

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Comments

はじめまして。「事実の重みを問題提起」にその通りだと思い、TBさせていただきました。よろしくどうぞです。

Posted by: 踊る新聞屋-。 | April 10, 2005 05:46 PM

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